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「おとり物件」排除へ新システム 「HOME'S」の物件情報と楽天市場の配送先を照合

» 2016年11月18日 16時57分 公開
[ITmedia]

 入居者がいるのに「空室」と偽ってネット上で賃借人を募集している「おとり物件」と、盗んだカード情報などを使って注文した荷物を、空き家を悪用して受け取る「不正注文」。この2つを同時に防ぐシステムの運用を、楽天とネクスト、日本賃貸住宅管理協会(日管協)が共同で始める。

画像 取り組みのイメージ

 ネクストは、不動産情報サイト「HOME'S」に掲載されている空室情報を楽天に提供。楽天は、楽天市場の商品配送先とこの情報を照合し、配送先が空室と疑われる場合は「不正注文の可能性がある」と店舗に注意を促す。

 不正注文が疑われる配送先の物件情報は、日管協にも連絡。物件の管理会社に対して空室の管理方式の再確認などを求める。

 商品の配送先がHOME'Sに掲載されている物件と合致するにも関わらず、空室ではないと楽天側が確認できた場合は、入居者がいるのに空室であるかのように装ってサイトに掲載されている「おとり物件」か、募集が終わったことを更新し忘れている物件と判断し、ネクストは不動産会社に対して是正を求める。

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