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Tesla、一般道での完全自動運転の動画を公開

» 2016年11月21日 11時50分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Tesla Motorsは11月18日(現地時間)、一般道を自動運転で走行する同社製自動車の、車内からの映像を公開した。3分30秒のタイムラプス動画の間、運転席に座っている人は1度もハンドルに手を置かない。

 tesla Teslaが公開した動画

 つまり、米運輸当局のNHTSAが「レベル4」と定義する、「加速・操舵・制動をすべてシステムが行う」運転で一般道を走行しているようだ。

 同社は10月、すべてのTesla車両に完全な自動運転機能を搭載すると発表しており、この機能を使っているとみられる。

 動画は、メインにフロントガラスから人間が見る映像が、右側に車の3カ所に搭載したセンサー付きカメラの映像が並ぶ。センサー付きカメラでは、センターラインや車や歩行者、標識などを検知している様子が分かる。

 例えば、飛び出してきた自転車や、車道にはみ出し気味で歩く歩行者に反応して自動的に止まったり、一時停止の標識で一時停止したりするのが分かる。

 tesla 2 自転車に反応して停止した

 BGMはローリング・ストーンズの「Paint In Black」だとイーロン・マスクCEOがツイートしている(この曲には「I see a line of cars and they’re all painted black」という一節がある)。

 Teslaの車両にはレベル4の機能が搭載されているが、ソフトウェアでロックされている。同社は、今後安全性が確認できたらOTAでロックを解除していくとしている。

Autopilot Full Self-Driving Hardware (Neighborhood Long) from Tesla Motors on Vimeo.


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