「カラー10周年記念展」フォトレポート(ネタバレあり)
シン・ゴジラ“形態変化”は「東宝さんに嫌がられました」――庵野監督が語る裏話(1/4 ページ)
「シン・ゴジラの“形態変化”は、東宝さんには最初嫌がられました」――アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」や映画「シン・ゴジラ」で知られる庵野秀明監督が代表を務める映像会社・カラーが、創立10周年を記念した展覧会を11月23~30日に東京・ラフォーレ原宿で開催している。一般公開に先立ち、22日に報道向け内覧会が開かれ、庵野監督がシン・ゴジラ制作の裏話、記念展の見どころなどを語った。
展覧会は「株式会社カラー10周年記念展 過去のエヴァと、未来のエヴァ。そして現在のスタジオカラー」と題し、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの原画・設定資料約160点、シン・ゴジラのひな型3形態などを公開する。
シン・ゴジラでは、ゴジラがおたまじゃくしや肺魚のような形から二足歩行の姿、そして“見慣れた姿”へと形態変化することが話題になった。庵野監督は「アイデアはふと思い付いただけで、形態が変化したほうがビジュアルとしても面白くなるだろうと考えた」と振り返る。
「見慣れたゴジラのイメージを崩すことは、東宝さんからは最初は嫌がられた。『形態が変われば、バンダイさんがフィギュアを3種類出せてうれしいですよ』などと交渉した(笑)」(庵野監督)
同作品は日本版のシリーズとして初めて、ゴジラをフルCGで描いている。庵野監督によれば、フルCG化には「ひな型」の製作が欠かせなかったという。「造形師の竹谷隆之さんにイメージを伝え、作ってもらったひな形を3DスキャンしてCGができている。何もないところからCGを作るのは難しい。まず正解がどのようなものか、脳内のイメージではなく、実際に存在する物がほしかった」。
記念展では他にも、庵野監督の妻で漫画家の安野モヨコさんが描き下ろした「おおきなカブ(株)」のアニメ作品、短編実写映画「巨神兵東京に現わる」のギニョールなども展示している。時間は午前11時~午後9時まで。料金は500円。当日券はラフォーレ原宿の会場入り口で購入できる。
「うちの会社が10年間やってきたことをぎゅっと詰め込んだ展覧会。作品そのものというよりは、作品ができるまでの過程の面白さを楽しんでもらえれば。これから10年も、面白い作品を作っていきたい」(庵野監督)
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