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「岩波ブックセンター」経営の信山社が破産 神保町のランドマーク的存在

» 2016年11月28日 16時27分 公開
[ITmedia]

 東京商工リサーチなどによると、岩波書店の書籍を中心に扱う「岩波ブックセンター」(神田神保町)を経営していた信山社が、11月25日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。

photo 岩波ブックセンターの公式サイトより

 2000年設立。同社が経営する岩波ブックセンターは、人文・社会科学系の専門書、新書、文庫など、岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱い、書店が集中する神保町のランドマークとして知られていた。岩波ホールが入居する岩波神保町ビルに隣接しているが、岩波書店との資本関係はない。

 だが、今年10月に同社代表取締役の柴田信会長が死去。事業継続が困難になり、11月23日から休業していた。

photo 岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱っていた

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