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まもなく公開「スーパーマリオラン」を記者が先行プレイ 「どんなゲーム?」「無料版でどこまで遊べる?」(動画あり)(1/2 ページ)

» 2016年12月08日 14時30分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 「マリオがついにスマートフォンにやって来た」――任天堂がiPhone/iPad向けゲームアプリ「スーパーマリオラン」を12月15日に公開する。「マリオ」シリーズ初のスマホゲームに、ネットでは「ずっと待っていた」「どんなゲームなのか」「無料版でどこまで遊べるのか」などの声が。公開に先立ち開かれた報道向け体験会で、記者が一足先に遊んで分かったファーストインプレッションをお伝えしよう。

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 スーパーマリオランは、マリオなどのキャラクターを操り、コインを集めながらゴールを目指すゲームアプリ。キャラが自動で右向きに走り続けるため、ジャンプするタイミングを見計らって画面をタップするだけで遊べる。スマホの片手操作でも楽しめるのが特徴だ。

 ダウンロードと一部プレイは無料。無料プレイでは全24コースのうち冒頭4コースのみ遊べるが、4コース目は制限時間が少なく、ゴールまでたどり着けない仕様になっている。全ての要素を楽しめる有料版は1200円(税込)で、それ以上の課金は行わないという。

 記者はまず、宿敵のクッパを倒すべく全6ワールド・24コースに挑む「ワールドツアー」をお試しプレイ。最初のコースは、歴代シリーズではおなじみの草原をマリオが疾走。小さな段差やクリボーなどの敵は、マリオが自動的にジャンプして避けてくれるが、大きな谷を飛び越えたり、敵を倒したりするには、画面をタップしてジャンプする必要がある。

photophoto 全6ワールド、24コースに挑戦。最初はおなじみの草原コースだ

 それを知らずにプレイしていた記者は、ジャンプのタイミングが分からず、そのまま谷に落下してしまった。だが、ゲームオーバーかと思いきや、マリオがシャボン玉に包まれた状態で谷底から浮かび上がり、その場で復活。すぐに走り始めた。コース中、3回まで復活できるので、ゲームに不慣れな人でも失敗を恐れずに遊べそうだ。

photophoto ミスしながらも最初のステージをクリア

 何度かミスしながらもマリオを走らせていると、黄色いコインの中にまれにピンク色のコインが混ざっていることに気付いた。また、タップするタイミングによってはジャンプの動きが変化し、より高く飛んだり、格好よくアクションを決めたりできるようだ。特別なコインを集めたり、ハイスコアを目指したりと「飽きずに何度も遊べる」(任天堂スタッフ)という。

photo ピンク色のコインを集めたり、敵を倒してハイスコアを稼いだり……

 ワールドツアーのコースは草原だけではなく、おなじみのBGMが流れる「地下」、迷路のような「お化け屋敷」、クッパが待ち受ける「城」などさまざま。コース内には、1度踏むと落下する足場、画面左に逆走する床など、「マリオが走り続ける」というゲーム性を生かしたギミックが盛りだくさんだ。

photophoto おなじみのBGMが流れる「地下」コース
photophoto 雲の上を疾走するコースも
photophoto クッパが待ち受ける「城」コース
photo 宿敵・クッパと対決

 アプリではこのほか、友達や世界中のユーザーとスコアを競うモード「キノピオラリー」も遊べる。あらかじめ相手が記録した残像(ゴースト)と対戦し、集めたコインの枚数や、格好よくジャンプを決めると画面下に集まるピノキオの数などで勝敗が決まる。コースは遊ぶたびに段差や谷の位置が変わるため、臨機応変な判断が求められそうだ。

 ちなみに記者は、任天堂代表取締役でマリオシリーズの生みの親としても知られる宮本茂さんが残したというデータと対戦。コインの獲得枚数で大差をつけられ、あえなく撃沈した……。

photophoto 友達や世界中のユーザーとスコアを競う「キノピオラリー」

 ワールドツアーやキノピオラリーで集めたコイン、仲間にしたキノピオは、アプリのホーム画面を飾る「王国づくり」に使える。家を建てたり、城を大きくしたりして「自分だけの王国が作れる」という。

photophoto 集めたコインなどでホーム画面を飾っていく「王国づくり」

 コインを集めるほど、王国がより大きくなっていくようだが、体験会ではキノコを1本生やしただけで終了。体験はここまでだ。任天堂によれば「iOS版に限らず、Android版を開発したり、マリオ以外のキャラ(ルイージ、ヨッシーなど)でも遊べるようにしたりと、今後もコンテンツを追加する」としている。アプリ公開は15日午後5時以降の予定。

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