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2017年01月31日 13時21分 UPDATE

GarageBandオンザラン:伝説のドラマーをiPhoneに召喚してみた (1/3)

1980年にこの世を去ったロックの英雄をぼくらのiPhoneにサーヴァント、いや、ドラマーとして召喚してみよう。詠唱は不要だ。

[松尾公也,ITmedia]

 iPhone、iPadユーザーなら無料で使える音楽制作アプリ「GarageBand」の使い方を学んでいく連載。今回はドラム編だ。

 iOSのGarageBandでは、ドラムを叩く方法が3つある。「Drums」「Smart Drums」「Drummer」の3種類。なんでそんなことになってるかというと、手のかかり具合が違うのだ。

手間がかかるDrumsだが超絶技巧も可能

 Drumsを選ぶと、いきなりドラムセットの画面になる。これを指で叩いて、記録していくのだ。「お前もドラマーのはしくれならこのくらい叩けるだろう」と言われてる感じ。ドラムの叩き方を知らなければどうにもならない。ほとんどの人はここで挫折するのではないだろうか。

 ドラムマシンは、8個とか16個のボタンがあって、そこをオンオフしてバスドラ(ベードラ、キック)、スネア、ハイハット、タムタム、シンバルなんかを入れていく形式のものが多いのだが、これはぜんぜん違う。レコーディングボタンを押して、メトロノームに合わせて画面を実際に叩いていくのである。

 Drumsには16ものドラムセットがあって、その中には普通のドラムセットが7種類、ドラムマシンが8種類、そしてChinese Kitという中国打楽器セットが1つ含まれる。

 ドラムを叩ける人じゃないとまともな演奏はできないと考えそうになるが、実は完全に叩ける必要はない。ドラムのフレーズさえある程度分かっていれば、それを1つずつ叩いて重ねていける。めんどくさいけど。

 これを本物のドラム並みに叩ける人は、世界に2人ほどいる。

 その1人である「指ヨシキ」ことoodairagoさんは、フジテレビのiPad GarageBand番組で共演したこともある、GarageBandの達人なのだが、まあすごいテクニックの持ち主。iPadさえあればリアルのドラマーよりすごいんだから。

 もう1人の「あっぷるまん」さんも超絶技巧。iPadドラミングの頂点はこのライバル2人であると断言していいだろう。

 こういった殿上人は置いといて、ぼくら一般人にとってDrumsを使ったレコーディングのいいところは、Smart Guitarと同じように、レコーディングしたフレーズを再編集できるというところだ。リズムの揺れを調整するクォンタイズ機能も使えるし、ピアノロールで1つずつ音を置き換えたり追加したり、音量やタイミングを微調整することもできる。やりたいことが決まっている場合にはこれが最強なのは間違いない。

 すべてが手入力、というか指入力だから均等な力で、等間隔に叩く、ドラムマシンみたいな入力は難しいけど、そこにもこんなTipsがある。

 バスドラでもスネアでも、指を1本ではなく2本、タップ&ホールドしてみる。すると、ドドドド、タタタタ、と連続で音が鳴る。2本指の距離を横方向に増やすと刻みが細くなり、縦方向に増やすと音量が上がり、音色が変化する。

 ピアノロールで延々とコピペしていくのもいいけど、こういうやり方もあるってことで。

 そして、ドラマーがカウントを取るときに、1、2、3、4でカンカンカンカンってスティックをぶつけるやつ。あれをやりたいときには、ドラムセットをClassic Drum Machineなどにするといい。ドラムマシンはドラムセットと違い、12個のパッドから構成されているけど、やり方は基本的に同じ。一番下、左から2番目にあるドラムスティックのアイコンがあるので、それをタップ。

photo Classic Drum Machine

 この曲の18秒目あたりのスティックによるカウントは、これを使っている。

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