世界に1台「Ingressバス」が生まれたきっかけは? 「Pokemon Goバス」実現の可能性も聞いた
高速バス大手のWILLER TRAVELは2月11日、iOS/Android向け位置情報ゲーム「Ingress」の世界観を再現したラッピングバス「NL-PRIME」を闘会議2017(千葉・幕張メッセ、2月11〜12日)に出展した。昨年から期間限定でIngress専用ツアーなどを運行しており、ファンの間では既におなじみ。なぜ、高速バス事業を手掛ける企業がIngressとコラボレーションしたのか、その理由を聞いた。
Ingressは、米Nianticが展開する位置情報ゲーム。実際のリアル世界を舞台に、2つの陣営に分かれて陣取りゲームを行うのが特徴だ。日本を含め世界各国でリアルイベントも開催されている。同社は、同じく位置情報ゲームの「Pokemon GO」も手掛けており、Ingressで構築したデータはPokemon GOにも活用されている。
WILLER ALLIANCEの板村康さん(管理部)は、同社とNianticのコラボレーションが生まれた理由を次のように説明する。
「以前、Ingressイベント開催時の移動手段として、バスの手配を打診されたのがきっかけ。われわれとしては、“移動手段”だけを提供するのでは面白くないので、ラッピングバスの企画を持ちかけた」(板村さん)
NL-PRIMEは、2016年夏に日本でデビュー。関東エリアを中心に、ユーザー同士の交流やIngressのコンテンツを楽しめるツアーを提供してきた。バスの外装から車内に至るまで、全てIngressの世界観に統一されており、有名なエージェント(プレイヤー)が添乗員として同乗するなど、ユーザーが楽しめる仕掛けを用意してきた。実際にバスに乗ったエージェントからは、「テンションが上がる!」などと、好意的な反応を受けているという。
「既に東京・大阪で3000人以上のエージェントに参加いただけている。Ingressは1人でプレイしてもなかなか面白みは広がりづらい。ユーザー同士のコミュニケーションが円滑に進むように繋げることで、ニーズにうまくマッチしたのかなと」(板村さん)
3月1日からは、名古屋でもNL-PRIMEの運行を開始するという。闘会議2017への出展は、それを宣伝する意味合いも強い。
「日本人はシャイなので、きっかけがないとなかなか話しづらい。実際はみんなIngressファンなので話したくてうずうずしている。こちらからきっかけを提供できれば」(板村さん)
なお、板村さんに“Pokemon Goバス”実現の可能性を聞いたところ、「三世代に向けたイベントも面白いかもしれないが、(子どもの参加を考慮する必要があるため)ツアーの設計が難しいかもしれない」とのことだった。
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