日本電信電話(以下、NTT)は「ニコニコ超会議2017」(4月29〜30日、千葉・幕張メッセ)で、触覚を用いた未来の電話「超未来式体感型公衆電話」「超未来式体感型スマホ」を展示した。
「超未来式体感型公衆電話」は、お腹と背中に振動スピーカーを装着し電話ボックスの中に入ると、振動を通じて電話相手とコミュニケーションできるというもの。電話のボタン(数字部分)を押すと、「ズキューン」「ゴゴゴゴゴ」「グサッ」など9種類のオノマトペが相手に触感として伝わる。
「超未来式体感型スマホ」は、NTTが開発した3D映像を視聴できる箱型デバイスにスマートフォンをはめ込んだもの。3D映像と振動が組み合わさり、ハムスターが滑車を回すコンテンツでは箱の中(手の中)で実際にハムスターが動いているような感覚が得られる。
リアルに感じる仕組みは、振動を発生する素子を複数用い、生きものの性質に合わせて振動パターンを制御しているため。超歌舞伎をはじめ、今年の超会議ではNTTのブースが際立っていた。
(太田智美)
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