ファナックとNTTは、筋肉の動きに例えて「エッジコンピューティング」を解説する「万事がうまく行きマッスルショー」を「ニコニコ超会議2017」(4月29〜30日、千葉・幕張メッセ)で開催している。ファナックのロボットアームの動きに合わせてボディービルダーが肉体美を披露するという、パンチの効いた内容だ。
両社は、製造業でのIoT(Internet of Things)化を促進するため、2016年7月から協業。NTTのエッジコンピューティング技術を世界各国で展開するファナックのロボットなどに活用してきた。
エッジコンピューティングとは、ユーザーの近くにエッジサーバを分散させることで、通信遅延を短縮させたり、アプリケーションの処理速度を向上させたりする技術。つまりクラウド側だけでは膨大なデータの処理が追いつかないので、よりユーザーに近いエッジ(縁)に処理用サーバを置いて分散処理させるという考え方だ――などという小難しい説明ではいまいち伝わりにくいため、今回はボディービルダーが出動する事態となった。
両手に持ったダンベルを体に近づけることで、ユーザーの近くにあるエッジサーバを再現しているところまでは分かったが、あとは解説のお姉さんが「ジーク・ジオン!」ばりに連呼する「エッジヘビー!」というワードが来場者の心に響く。
ちなみに、エッジヘビーは「エッジにデータが集まっている状態」。NTT担当者は「ドイツでは『インダストリー4.0』という製造業のIoT化を進める施策があります。日本ではまだ一部メーカーのロボットなどが対応している状態なので、NTTのエッジコンピューティングをいろんなメーカーさんに活用してもらいたいです」と話す。
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