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「商標速報bot」開発者がサイト構築へ 支援募集中

» 2017年05月09日 13時58分 公開
[ITmedia]

 商標出願の概要をTwitterに投稿する「商標速報bot」(@trademark_bot)を開発・管理しているkwixilvr(くいっくしるばー)さんが、商標検索サイトの構築に向けた支援を、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で募集している。

画像 CAMPFIREより
画像 商標速報bot

 商標速報botは、すべての商標登録出願の概要をTwitterに投稿するbotで、2011年11月に運用をスタート。新製品・サービスの情報をいち早くキャッチでき、商標登録に関する話題の発信地として注目されており、2万6000人以上にフォローされている。

 kwixilvrさんがこのbotを開発した理由は、「『スーパー戦隊』『仮面ライダー』『プリキュア』シリーズの新作のタイトルを迅速に知りたいが、特許庁の検索サイト『特許情報プラットフォーム』(J-PlatPat)は使いにくかった」ためという。

 ただTwitterは文字数制限があるため、指定商品・役務などは一部しか投稿できず、フォロワーから誤解を招くこともあった。このため「商標速報botを補完し、完全な情報を提供するための、新たなWebサイトを製作する必要があるのではと考えた」という。

 「商標速報botのツイートを見た人が、出願の詳細を知りたくなった時、1クリックか1タップでシームレスに参照できる」サイトの構築が目標。商標登録情報をさまざまな条件で検索でき、J-PlatPatで検索対象になっていない最新の商標にも対応する計画だ。一部機能は有料にするという。

 新サイトは夏までにβテストを開始し、秋までに正式にリリースする計画。商標速報botもアップデートし、大量出願者により出願されている商標は、新たに作る専用のbotアカウントに投稿するなどの改善を加える。

 クラウドファンディングで60万円の支援を募っており、サイト開発費・運営費などにあてる。支援は1口3000円〜3万円。リターンとして、有料サービスの利用権などを用意した。「サイトの製作にフルタイムで従事する所存ですので、どうかお力をお貸しください」と訴えている。

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