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2017年06月08日 07時00分 UPDATE

ITりてらしぃのすゝめ:ツイートの二次利用はどこまでOK? 知っておきたい「利用規約」の読み解き方 (2/2)

[宮田健,ITmedia]
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ツイートの二次利用はどこまでOK? 利用規約の読み解き方

 サービス上で入力した情報や、取得されるさまざまな情報がどの程度「再利用可能か」という点は、私たちももう少し意識しなければならない時代かもしれません。それは身近なSNSでも一緒です。

 例えば、Twitterで投稿したツイートは、テキストだけでなく、画像も含め「ユーザーのもの」と明示されています。しかし、その利用権はTwitterにも提供されており、

 当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。

 というルールの下、再利用が可能です(Twitterより)。

 これはどういうことかというと、インターネット上であなたの発言を「適切な形であれば、利用者の許諾を得ずとも再利用が可能」であると考えてください。

 具体的には、ブログやニュースメディアがページに「Twitterが提供する開発者用機能を使い、正しいかたちで埋め込む」ことは、あなたが投稿した時点で許諾している=「Twitter公式APIを使えば、投稿者の許諾を取らずに引用できる」ということになります。この記事の冒頭でも、総務省消防庁のツイートを埋め込んでいますね。

 ねとらぼをはじめ、多くのメディアは “マナー”として投稿者に許諾を得ていますが、Twitterのルール上は、条件付きながら自由に利用が可能であると知っておきましょう。

 なぜそのような条件がついているのかというと、おそらくですが「変更、編集、改ざんを防止し、元の投稿者が発言を削除したらすぐに反映される」ということを実現するためだと、私は考えています。逆にいうと、それができない方法での再利用は個別の許諾を得る必要があるわけです。

 Twitterのブランドガイドラインでは、明確に「Twitter以外でツイートを表示する場合、元の状態のまま表示」せよとあります。アイコンやユーザー名も必ず表示すべしとありますが、日本のテレビ番組などでこれが守られている事例はほとんど見たことがありません。

利用規約で注意すべきは「権利」と「再利用」

 FacebookやInstagramなど、他のSNSでも利用規約で収集した情報の取り扱いに関する記述があります。先ほど紹介した「開発者用機能を使えば個別の許諾なく再利用が可能」という機能を応用すると、自分の投稿が他者の「まとめ」などに利用されることも、ある意味仕方ないのかもしれません。

 その意味では、特定の企業のサービス規約にとらわれることなく、運営者自身がコントロールできる「Mastodon」(マストドン)のようなSNSの登場にも意味があると考えています(Mastodonに関しては、投稿された内容の再利用は、著作権法上の「引用要件」に従って処理する必要があるはずですが、各インスタンスごとに利用規約が設定されています)。

 一時期は他者が作り出したコンテンツを再利用する「まとめサイト」の問題がクローズアップされましたが、その後すっかり沈静化してしまった印象もあります。しかし、私たちがさまざまなサービスを利用する上で作り出された情報を、ある程度自分がコントロールしたいと考えるのならば、SNSなどの「規約」にももう少し注意しなくてはならないかもしれません。

 そしてサービス提供側は、こっそりとではなく「堂々と」データの再利用方法に関するガイドを、利用者に対し最大限に分かりやすく明示することこそが、サービスの品質を高める上で重要だと、私は考えています。

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