豆知識:

「圧縮効果」は望遠レンズによるものじゃない その発動条件とは?(1/4 ページ)

 まずはこちらの写真を見ていただきたい。

600mm相当の超望遠で遠くからガスタンクのアップ。「圧縮効果」もあって遠近感がバグり、めちゃ迫力ある写真になった

 遠景を望遠レンズでぐぐっと寄って撮ると「圧縮効果」で遠近感がなくなり、実際には距離が離れているものでもすごく近く……つまり距離がぎゅっと圧縮されて見える。非常に効果的で分かりやすいので、「望遠レンズによる圧縮効果」という言い方がよくされるし、多くの人がそう思ってる。

 冒頭で上げた写真も圧縮効果によってめっちゃ大迫力。巨大なガスタンクが道路の向こうを塞いでいるって感じだ。これ、先日レビューしたソニーの「RX10 V」の望遠端(つまり600mm相当)で離れたところから撮ったいつも作例に使っているガスタンク。

 でも、2カ月前ほど前だったか、とあるSNSで「圧縮効果は望遠レンズによるものじゃない」という書き込みがあり、それに対していろんな意見が飛び交って混沌としていたのを思い出した。

 確かに「望遠レンズ」によるものじゃないのである。実際の写真を使って説明しよう。

圧縮効果はどういう条件で発動する?

 とりあえず、次の写真を見ていただきたい。

上がリアルに超望遠で撮った写真、下はもうちょっと広い範囲を撮ったカットの中央部を切り取ったもの。まったく同じに見える

 ほぼ同じであるのが分かると思う。

 上の写真は600mm相当で撮った超望遠写真。下の写真は、同じ位置から100mm相当で撮った写真の中央部を600mm相当の時と同じ範囲になるようクロップしたものなのだ。

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