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2017年06月23日 19時54分 UPDATE

横浜市ら、IoTを活用した「移動式住居」で実証実験 災害時の仮設住宅にも

被検者は1週間ここに住み、データを得る。

[太田智美,ITmedia]

 横浜市とNTTドコモ、and factoryは6月22日、IoTを活用した住居の検討・推進をする「未来の家プロジェクト」を開始した。その取り組みの1つとして、約2年間、IoT家電やセンサーなどを実装した「IoTスマートホーム」の実証実験が行われる。

 IoTを活用した住居は今やめずらしいものではなくなりつつあるが、今回の実験でキモとなるのが「移動式住居」ということ。トレーラーハウスになっており、牽引車につないで移動可能だという。実証実験では、IoTスマートホームを各地に移動させながら、生活ログの蓄積や解析を行い移住者の生活状態を評価する。被験者は1週間、ここに住む。


IoTスマートホーム IoTスマートホーム(内装)

IoTスマートホーム IoTスマートホーム(外観)

 設置されているIoT機器は、18種類。ソファに埋め込まれ座ると心拍数が取得できる「ストレスセンサー」、消費電力を可視化する「ワットチェッカー(F-PLUG)」、1日の活動量を可視化する「活動量計(Fitbit)」、床に埋め込まれ自動で体重を測定する「体重計(UT-201BLE)」、部屋の気温や湿度・騒音レベル・気圧・CO2濃度などを取得する「Netatmo ウェザーステーション」、ほこりの濃度を測る「ほこりセンサー REX-BTPM25」、睡眠の深さや呼吸などの情報を取得・解析する「睡眠計(眠りSCAN)」、まばたきの回数や視線情報を取得・解析する「メガネ(MEME)」、天気や時間・ほかのデバイスで取得した情報を表示する「スマートミラー」、血圧値を取得し可視化する「血圧計(UA-651BLE)」、食事の栄養素などを解析する「食事解析カメラ」、アプリから開閉できる「カーテン(morning)」、アプリからエアコンやテレビなどを制御する「赤外線学習リモコン(REX-WFIREX1)」、玄関や冷蔵庫などの扉の開閉回数を数える「開閉センサー(STM250J)」、色や照度をコントロールできる「照明(Hue)」、スマートフォンから鍵の開閉ができる「スマートロック(Qrio)」、アプリから制御する「空気清浄機(クリエア EP-LZ30)」、香りを放出する「香りデバイス(ZaaZ2)」だ。


IoTスマートホーム 鏡にいろいろな情報が表示される

IoTスマートホーム 足元には床に埋め込まれた体重計も

IoTスマートホーム キッチン

IoTスマートホーム HUE

IoTスマートホーム ドアはこんな感じ(室内から見た様子)

IoTスマートホーム 扉には人感センサーが

IoTスマートホーム 部屋の様子

IoTスマートホーム ストレスセンサーが組み込まれたソファ

IoTスマートホーム 食事の写真を撮り、カロリーなども分かる

IoTスマートホーム テレビとも連携

IoTスマートホーム ベッドとカーテンにもIoT

IoTスマートホーム 全体イメージ図

 これらのIoT機器は、デバイス間の連携というよりは、スマートフォンのアプリによる操作を起点に動くものがほとんど。ほぼ異なるメーカーのデバイスを採用しているのも特徴だ。取得したデータは今後評価・検証し、さらなるIoTサービスに生かしていきたいとしている。

 なお当面の間、被験者は関係者のみ。公募については、「タイミングをみて実施したい」という。

太田智美

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