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東芝、WDに1200億円の損害賠償請求 半導体事業売却で「看過できない妨害行為」

» 2017年06月28日 18時55分 公開
[ITmedia]

 東芝は6月28日、半導体子会社「東芝メモリ」の売却を妨害したとして、米Western Digital Corporation(WD)とその子会社に対し、総額1200億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。不正競争行為の差し止めを求める仮処分命令も申し立てた。

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 東芝は、東芝メモリの売却入札手続きで「WDが看過できない妨害行為を継続的に行っている」と主張。東芝がWDの同意権を侵害して東芝メモリを売却しようとしているなどと「虚偽の事実」を流し、「当社(東芝)と東芝メモリの信用を毀損している」とWDを非難している。

 さらに東芝は、WDがSandisk社員を自社に転籍させ「(Sandiskと合弁事業や共同開発を行っている)東芝と東芝メモリの機密情報を不正に取得、使用している」と主張。同日付でWDからの情報アクセスを遮断したとしている。

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