10年前のちょうど今頃、ぼくは初代iPhoneを手に入れた。米国でも人気だったiPhoneを米国のApple StoreやAT&T(当時は米国でiPhoneを扱う唯一のキャリアだった)で長時間並び、それを日本に運んでくれた恩人がいて、そのおかげで当時未発売だった日本でもゲットできたのだ。日本に持ち込まれた最初の数十台のうちの1台、それが今も手元にある。
10年前の7月19日には「iPhoneユーザー会」の会合が開催され、そこにぼくも参加した。参加者は、それぞれのiPhoneで撮影した「自撮り」集合写真で分かるはずだ。これは、iPhoneを駆使するカメラマンとして世界的に著名な三井公一さんが撮影したもの。
iPhone発売10周年ということで、このときの初代(無印)iPhoneを30ピンケーブルで充電して引っ張り出してきて分かったことがある。
今も使えるぞこれ! しかもかっこいい!
手のひらに置いたときのフィット感は、大型化してしまった現行モデルではありえない気持ちよさ。それでいて、ホームボタンの凹み具合とかマイクの位置や形状は同じ。背面のかじられたリンゴも同様。
今日、iPhone 7 Plusで撮影した写真で最古のiPhoneを見ていこう。
手のひらにすっぽり収まるこのサイズ。iPhone 3GSまではこの丸っこい形状で、手に持っても全く痛くならなかった。ホームボタンの形状も変わらず。
背面を見てみよう。シャンパンゴールドを思わせるような加工が美しい。鏡面加工されたAppleロゴの部分は少し凹んでいる。フロントカメラはまだ搭載されていないので、自撮りのときはこのロゴに自分が反射するかどうかを目安にするといいと、10年前の自分のブログに書いていた。
1つの方法としては、iPhoneの裏面にあるリンゴマークに自分の目のどちらかが映るようにして調整するといいと思います。
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