ヤフーはこのほど、「Yahoo!ショッピング」商品検索の「売れている順」で、検索結果より上に配置していた広告枠「アイテムマッチ」を撤廃した。広告の商品が、売り上げ上位の商品よりも売れていると誤解を招く可能性があると指摘を受け、撤廃を決めたという。
「売れている順」は、商品検索した結果を、売り上げ上位から順に並べられる機能。
検索結果には6月末まで、「アイテムマッチ」という広告枠が設置されていた。アイテムマッチはクリック課金型の広告で、検索結果の最上部に最大5枠設置。小さな文字で「アイテムマッチ」と書かれている以外は、通常の検索結果と同じデザインで、「広告にもかかわらず、最も売れている商品であるかのように見える」との指摘もあった。
指摘を受け同社は6月27日、「売れている順」のアイテムマッチ枠を撤廃した。
アイテムマッチは、デフォルトの検索結果「おすすめ順」には現在も表示されいるが、名称をこのほど、「ストアのイチオシ」に変更。検索結果画面に「ストアのイチオシ」を説明するページへのリンクを設けた。名称変更は、消費者庁のアドバイスを受けて行ったという。
Yahoo!ショッピングは2013年以降、出店料と売り上げロイヤルティーを完全無料化しており、ストアが出す広告のみが収益源になっている。
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