マストドンのiPhoneクライアント「Tootdon」が2つのインスタンスの推奨アプリとなった。Exciteの女性向けインスタンス「julika」が8月1日から、THINKERSの学生を中心としたインスタンス「THINKERS.AC」が8月4日からTootdonを推奨アプリとして紹介している。
大手インスタンスでは、ピクシブが運営するPawooとPawoo Music、ドワンゴのfriends.nicoはそれぞれ公式モバイルアプリがiPhone、Androidともにリリースされている。
地域インスタンスでも、大阪を拠点とする「大阪丼」がiPhoneアプリを、新潟県十日町市の「十日町市のMastodon」がAndroidアプリをそれぞれ公開している。
Tootdonは現時点ではiPhoneアプリのみだが、Android版も近日中にリリース予定だという。
現時点でiPhoneとAndroidの両方に対応しているアプリは、Pawoo、friends.nico、Tootter、11tがある。11tは海外の作者によるもので、アプリの日本語化もまだされていない。
THINKERS.ACの管理人である山内学さんは採用の理由についてこう説明する。「学生中心のインスタンスなのでスマホアプリは必須。ただ、自前で開発するにはコストも時間もかかる。THINKERSの世界観にマッチし、使い勝手がよく親しみやすいアプリとしてTootdonを見つけ、開発元のMobiRocketと話し合い、公式アプリに決めた。そのおかげでサポートページも作りやすくなった」
「マストドンの登場で、改めてインターネットの水平分業のメリットを実感している」と山内さん。TwitterやFacebookと違い、公式のモバイルアプリが存在しないマストドンだけに、サードパーティー製アプリの活躍が期待できそうだ。
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