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ユニクロ、チャットbotでコーディネート提案 2018年春に実用化

» 2017年09月13日 16時31分 公開
[ITmedia]

 ユニクロは9月12日、AI(人工知能)チャットbotがおすすめのコーディネートなどを教えてくれる「UNIQLO IQ」を20日から試験提供すると発表した。「ユニクロアプリ」(iOS/Android)で、先行モニターに選ばれた2000人のユニクロ会員に利用してもらう。2018年春から正式提供を予定している。

photo UNIQLO IQ

 UNIQLO IQは、ユーザーの質問にチャット形式で答えてくれるサービスとして開発している。β版では、「コーディネートから探す」「トレンドワードから探す」など選択肢を選んだり、「スキニー」など商品に関する言葉を自由に入力したりすると、商品をおすすめしてくれる。好みのアイテムがあれば、そのままオンラインストアで購入できる。

photo 利用イメージ

 欲しい商品が近隣店舗にあるか在庫状況を確認したり、店舗内で気になる商品のバーコードを読み取り、コーディネートを教えてもらったり――などの機能も備える。

 米Googleが提供する、自然言語による対話アプリ開発プラットフォーム「api.ai」を活用。ユニクロアプリ利用頻度が高いユーザー(iOS/Android、各1000人)の試用結果を基に、機械学習により回答内容を改善するという。

 ゆくゆくは音声認識機能の導入や、多言語対応も検討する。

 「地域や国によって問い合わせの内容や、ユーザーが求める商品の傾向が違う。同じ仕組みのチャットbotでも、国によって異なるコーディネートや商品を提案するなど、違った成長をすると考えている」(同社広報部)

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