米Amazon.comは9月27日(現地時間)、音声アシスタント「Alexa」搭載スピーカーの元祖「Amazon Echo」の第二世代モデルを含む5つの新しいEcho端末を発表した。いずれも日本での発売予定は不明。
新Echoは、2014年11月発表の初代(179.99ドル)よりコンパクトになり、価格も99.99ドルと、80ドル安くなった。期間限定の3個パックは250ドル。メタリック以外の、布や木目調のテクスチャも登場した。
テクスチャは、布張りや木目調を含む6種類。部屋のインテリアに合わせて異なるテクスチャを選べる。
スピーカーの設計を刷新して音質を上げた他、遠距離場技術やノイズリダクションの改善で全体的に性能を強化した。
また、リクエストの多かったマルチルームオーディオ機能が追加された。複数の部屋に置いたEcho端末で同時に音楽を流せる。米Appleの「HomePod」(349ドル)のウリの機能の1つだ。
さらに、Alexaを使って無料で通話できるようになった。後述の「Echo Connect」を接続すれば、電話回線経由のハンズフリー通話も可能だ。
同日予約を開始し、10月に出荷開始の予定。
「Echo Plus」は外見は初代Echoと同じ。価格は初代Echoより30ドル安い149.99ドル。Alexaで100以上のスマートホーム製品を設定できるのが特徴としている。初代Echoに新Echoと同じ新技術を搭載したもののようだ。
同日予約を開始し、10月に出荷開始の予定。日本での販売は未定。
「Echo Spot」は、円形の2.5インチディスプレイ搭載の、球をスライスしたような形のEcho端末。ベッドサイドに置いてスマート目覚まし時計として使うことを想定した設計だ。Alexaで部屋の照明をつけたり、その日の天気や交通情報を確認したりできる。Echoシリーズなので、音楽を聞いたり(Bluetoothで対応するスピーカーに接続することも可能)動画を見たり、通話したりすることも可能だ。
キッチンに置けばタイマーとしても使える。5月に発売した「Echo Show」と同様に前面にカメラも付いており、動画チャットもできる。
価格は129.99ドルで発売は12月の予定だ。
「Echo Connect」は、家の電話回線とEcho端末を接続し、Echoをスピーカーフォンとして使えるようにするアダプタ。Alexaでの通話と異なり、通話相手には自宅の電話番号が表示される。
価格は34.99ドルで年内発売の予定。
「Echo Buttons」は、Alexa搭載端末に複数接続して競技クイズの早押しボタンのように使うボタン。Alexaの多数のクイズスキルをサポートする。価格は2個パックで19.99ドルで、ホリデーシーズンまでに発売の見込だ。
Amazon.comのEchoシリーズのページに表示されるラインアップは以下のように変わった。
Amazonは同日、新しい「Fire TV」も発表した。
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