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「みちびき」4号機打ち上げ成功 “日本版GPS”本格運用へ

» 2017年10月10日 09時35分 公開
[ITmedia]

 “日本版GPS”を構築する人工衛星「みちびき」4号機を載せたH-IIAロケットが、10月10日午前7時1分、種子島宇宙センターで予定通り打ち上げられ、約28分後、みちびき4号機を正常に分離した。既に打ち上げ済みの1〜3号機とあわせ、来年度から本格運用の準備に入る。

打ち上げの様子
画像 打ち上げの様子(JAXA TVより)

 みちびきは、日本のほぼ天頂(真上)を通る軌道を周回する準天頂衛星で、1〜4号機の4機体制で運用。GPS信号と互換性のある信号を送信し、山間部や都心部の高層ビル街などでも安定して位置情報を取得できるようになる。また、GPSでは数十メートルある測位の誤差を、最大でセンチメートル単位にまで縮められるという。

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