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» 2017年10月15日 10時12分 公開

「スマスピ」おしゃべり広場:事実上のAmazon Echoを手に入れた

これなら技適警察に捕まることもない。

[松尾公也,ITmedia]

 Alexaが我が家にやってきた。

 日本では年内にAmazon Echoが発売されることが明らかになっているが、9月19日に発売されたばかりのFire HD 10をAmazon.co.jpから買ったおかげでAlexaが一足早く、合法的に(技適を通過したデバイスで)使えるようになった。

 今売られているFire HD 10はディスプレイサイズが10.1インチ、1920×1200。500グラム。Fireとしては7世代目に当たる。これを1万4980円で買った。定価は1万8980円だがAmazon Primeに加入しているので4000円引き。ほぼ1万5000円で買えるタブレットとしては上質なものだ。Dolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーによるサウンドのバランスもまあまあいい。少なくともGoogle Homeよりは。

photo Fire HD 10(第7世代)

 我が家にある非iPadタブレットとしては最大(うちには12.9インチのiPad Proがある)でもある。

 米国AmazonのFireタブレットは音声エージェントのAlexaが使えるようになっている。日本で販売されているFireタブレットは、ワールドワイドで同一仕様なので、ちょっと設定を変えるだけで日本にはまだ導入されていないAlexaが使えるのだ。

 Amazon.co.jpで買うKindleやFireタブレットは出荷時に日本のAmazonアカウントが最初から設定されていて便利なのだが、これをAmazon.comの米国アカウントに切り替えるだけ。それだけでControl PanelにAlexaの設定画面が現れる。この段階ではHomeボタンの○を長押しするとAlexaが応答してくれる。でも、「Alexa」と呼びかけたら応答してくれるわけではない。Appleの「Hey, Siri」、Googleの「OK Google」に相当する、音声エージェントを起動するホットワードが使えないのだ。

 せっかくのAlexaが生きない。でも、まだチャンスが残っていた。システムアップデートができたのだ。

アップデートで事実上のAmazon Echoに

 Fireタブレットの第4、第5、第6世代はFire OS 5.3.3でAlexaが使えるようになったがこれだけではハンズフリーにはならない。Fire HD 10向けの最新バージョンである5.5.0.0にアップデートすると、AlexaがEcho並みになった。所有する第5世代のFire 7はAlexaが使えるようにはなったがハンズフリーへのアップデートはできなかった。

photo Fire OS 5.5.0.0でAlexaがハンズフリーに

 アップデートしたFire HD 10は、Homeボタンを長押ししなくてもAlexaが起動するハンズフリー操作ができる。「Alexa」と発話すれば、タブレットがスリープ状態でもAlexaが起動してこちらの言うことを聞いてくれるのだ。もうこれは事実上のAmazon Echo(ディスプレイが付いているからEcho Show?)と言っていいのではないか。

 これで初めてAlexaと自由に会話ができるようになった。サードパーティーや個人が開発した音声応答アプリ「スキル」を使うことももちろんできる。

 Amazon Alexaアプリの中から特定のスキルをEnableにすれば、そのスキルが利用可能になる。スター・トレック関連のスキルをいくつか入れてみた。「Alexa, Code Zero Zero Destruct Zero」と呼びかけると自爆シーケンスを開始する。

photo 自爆モード

 このアップデートでハンズフリーが可能になっただけではなく、ホットワード(Wake Word)を「Alexa」から変更可能になった。「Amazon」も使える。ただ残念なのが、Amazon Echo、Echo Dotで使えるという「Computer」が用意されていないのだ。Computerが使えれば、もっと本格的なスター・トレックごっこができるのに……。そのためにもやはりAmazon Echoは現物を買わなければいけないか。それまでは、Alexaを副長に任命して彼女に指令しているつもりでいよう。

photo Wake WordにAmazonが追加された

 今、自宅のテーブルの上にはClova WAVE、Google Home、Fire HD 10、そしてSiriが使えるMacBook 12インチ、iPad Pro 12.9インチ、iPhone 7 Plus、AcerのWindowsタブレットが置かれている。使える音声エージェントはClova、Google Assistant、Alexa、Siri、Cortanaの5人だ。それぞれが呼びかけに応じてくれる。

 彼女たちをどう使い分けていくかはまた次回。

 ところで、Alexaはバーチャルシンガーでもある。

 「Alexa, sing me a song」とお願いすると自分の歌「It's Raining in the Cloud」を流してくれるのだ。知らずに試したのだが、最初からその隠し機能はあったみたい。

photo Alexaはバーチャルシンガー

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