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AIスピーカー「認知度は3割」「若者ほど興味あり」――MMD調査

» 2017年11月09日 17時47分 公開
[ITmedia]

 「スマートスピーカーの認知度は31.2%」――MMD研究所は11月9日、「スマートフォンの音声入力とスマートスピーカーに関する調査」結果を発表した。「Google Home」「Clova WAVE」「Amazon Echo」など日本国内での発売が相次ぐスマートスピーカーだが、認知度は3割程度だった。

スマスピ スマートスピーカーの認知度
スマスピ スマートスピーカーの認知度(年代別)

 年代別だと20〜40代男性の認知率が高かった(20代45.7%、30代41.0%、40代41.1%)。最も認知されていた製品は「Google Home」(84.5%)で、「Amazon Echo」(33.3%)、「Clova WAVE」(30.7%)を大きく引き離した。

スマスピ 知っているスマートスピーカー

 スマートスピーカーの説明をした上で「興味がある」と答えた人は32.9%。「とても興味ある」「やや興味ある」を合わせると、1位は10代の40.7%で、20代の37.1%が続く。若年層ほど関心が高い傾向だが、50代の興味度も34.5%と決して低くない。

スマスピ スマートスピーカーへの興味(年代別)

音声入力使うのは「テレビを見ているとき」

 スマホ所有者1810人のうち、64.5%が「スマホの音声入力機能を利用したことがある」と答えた。「普段から利用している」頻度は10代が16.0%と最も多かったが、「普段から利用している」「時々利用している」の合計は60代(46.6%)が最多で、50代(43.9%)が続く。高齢層ほど音声入力が生活に溶け込みつつあるようだ。

音声 スマートフォンでの音声利用経験

 音声入力の利用シーンは「テレビを見ているとき」(22.4%)が最も多く、「自動車で運転しているとき」(18.9%)、「歩いているとき」(18.3%)が続く。

音声 スマートフォンで音声入力を利用するシーン

 音声入力ですることの1位は「地図/ルート検索」(32.0%)で、「天気予報の検索」(26.6%)、「ニュースの検索」(22.5%)も多かった。年代別で利用方法が異なり、10代は「アラームの設定」「天気予報の検索」が同率1位。50〜60代は「地図/ルートの検索」が大差でトップだった。

音声 スマートフォンの音声入力でしていること
音声 スマートフォンの音声入力でしていること(年代別)

 調査は15〜69歳の男女2155人を対象に、10月25〜31日にネット上で実施した。

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