米Appleの2019年のiPhoneの背面には、AR(拡張現実)機能のための3Dセンサーが搭載されると、米Bloombergが11月14日(現地時間)、この計画に詳しい情報筋の話として報じた。
Appleのティム・クックCEOも語るように、AppleはARに注力している。iOS 11から使えるようになった「ARKit」採用のAR対応アプリも幾つか出ている。
ARKitは現在、iPhone XあるいはiPhone 8 Plusのデュアルカメラで3Dをシミュレートしているが、2019年モデルでは新3Dセンサーにより、さらにリアルなARを実現するという。
このセンサーは、iPhone Xの前面にある「Face ID」のための「TrueDepth」カメラとは異なり、「Time-Of-Flight」システムを採用するという。これは、光の移動速度を利用して、光がオブジェクトに反射して返ってくるまでの時間を距離に置換することでオブジェクトの3Dを再現するというもの。
Time-Of-Flightセンサーは現在、ソニー、パナソニック、Infineon Technologies、 STMicroelectronicsなどが製造している。
なお、Face ID用の前面のセンサーはそのまま搭載される。つまり2019年モデルには前面と背面に3Dセンサーを搭載することになるという。
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