ITmedia NEWS > ネットの話題 >

オーム社の電子書籍ストア終了へ 惜しむ声広がる

» 2017年12月01日 08時58分 公開
[ITmedia]

 理工学系専門書出版社オーム社は11月30日、電子書籍ストア「オーム社eBook Store」を、2018年2月28日に終了すると発表した。DRMフリーで購入できる専門書の電子書店の一つが消えるとあって、技術者などから惜しむ声が広がっている。

画像 終了の告知

 18年1月31日午後1時に電子書籍の販売を終了。2月28日午後1時に再ダウンロードを含む全サービスを終了する。DRMフリーのためダウンロード済み書籍は終了後も引き続き読むことはできるが、再ダウンロードはできなくなる。終了直前はシステムへの高負荷が予想されるとし、ダウンロードは早めに行うよう呼びかけている。

 終了の知らせを受け、ユーザーからは「残念」「貴重なDRMフリー書店がひとつ消える」などと惜しむ声が広がっている。

 DRM付きで販売している電子書店は一般的に、サービスが終了すると購入済みの電子書籍も読めなくなるが、オーム社eBook StoreはDRMフリーのため、「サービスが終わっても手元に本が残る」と評価する声も集まっている。

 オーム社の電子書籍ストアは2010年11月にβ版を、13年12月に正式公開。15年11月にリニューアルしていた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.