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macOSの「root」ログイン問題、10.13.0から10.13.1に更新すると再発の恐れ(要再起動)

» 2017年12月03日 07時41分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleは12月2日(現地時間)、11月30日に緊急公開したセキュリティアップデート「2017-001」について、「macOS High Sierra 10.13から10.13.1に最近更新したユーザーは、セキュリティアップデートを適用するために再起動してください」とサポートページで通知した。

 root 1 サポートページでの通告(日本語版には本稿執筆現在、まだない)

 このセキュリティアップデートは、macOS High Sierra 10.13.1で、ユーザー名に「root」と入力すればパスワードなしで管理者権限でログインできてしまう問題に対処したもの。Appleは問題発覚から約18時間後という迅速さでアップデートを公開した。

 米Wiredの1日の記事によると、このセキュリティアップデートをMac OS 10.13.0で実行し、その後Mac OS 10.13.1にアップデートすると、この問題が再発したというユーザーからの報告が多数あったという。10.13.1へのアップデートでは再起動が必要だとは明示されていないが、再起動するとセキュリティアップデートが適用された。

 Wiredがこの問題をAppleに報告したところAppleから返答はなかったとしている。Appleは2日になってサポートページに上記の通知を追加した。

 このアップデートが適用されているかどうかを確認する方法については、日本語版のサポートページにも解説がある。

 root 2 アップデート適用を確認する方法

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