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ミライのクルマ――自動運転とコネクテッドカー

目的地までクルマが運転操作 SUVコンセプト「Lexus LF-1 Limitless」世界初公開(1/2 ページ)

» 2018年01月16日 12時22分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は、クロスオーバーSUVのコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」を、2018年北米国際自動車ショー(米デトロイト、1月14日〜2月28日)で世界初公開した。目的地までの運転操作をクルマ側が担う「ショーファーモード」を搭載し、スムーズな走行を実現、交通事故の低減をサポートするという。

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 ドライバーのジェスチャーを検知して操作できるモーションコントローラーや、直感的なディスプレイ表示などのインタフェースを採用する。ナビゲーションには時間の概念を導入し、車両や交通状況に応じ、休憩やレストランでの食事、ホテル予約などを提案するという。情報は運転席のナビディスプレイの他、乗員のスマートフォンやタブレットなどにも表示する。

 運転席のステアリング上にパーキングやリバースなどを含めたシフト操作を集約。シフトレバーがなく、スイッチも少ないシンプルな空間と運転に集中できるコックピットを実現したという。

 外装は、長いノーズと後方に構えたキャビン、クロスオーバーでありながら重心を低く感じさせるボディーに仕上げた。鍛え抜かれた日本刀にインスピレーションを受け、流れるような動きを持つしなやかな造形を表現したという。

 フロントは、大径タイヤとともに張り出したフェンダーと長いフードを組み合わせ、ワイドなスタンスと力強いスピンドルグリルを立体的に表現。ヘッドランプは、フロントの立体的な造形に一体化させた。リヤには、薄く水平なリヤコンビ―ネーションランプを採用。左右に分かれたリヤスポイラーが、大きなガラスルーフの開放感を引き立てるとしている。

 トヨタ自動車は、2025年ごろまでにエンジン車のみの車種をゼロにする方針を明らかにしている。今回のコンセプトカーも、ガソリンエンジンやハイブリッドに加え、プラグインハイブリッド(PHV)、電気(EV)や燃料電池(FCV)を含めたパワートレーン(動力を駆動部に伝える機構)の搭載を想定しているという。

 外寸サイズは5014(全長)×1986(全幅)×1605(全高)ミリ、ホイールベースは2974ミリ。

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