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Microsoft、189ドルからの教育市場向け「Windows 10」ノート4モデル

» 2018年01月23日 07時25分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは1月22日(現地時間)、189ドルからの教育市場向け「Windows 10」ノートPCがLenovoとJPから登場すると発表した。

 eduwin 1 Lenovoの「100e」

 同社は昨年5月、米Googleの「Chrome OS」対抗の「Windows 10 S」を発表した際に、189ドルのノートPCを提供するとしていた。Lenovoの「100e」は米国では189ドルで教育機関向けに販売する(米国外では219ドル)。

 100eは、米Intelの「Celeron N3350」プロセッサを搭載し、RAMは2/4GB、ストレージは32/64GB(eMMC)、ディスプレイは11.6インチ、バッテリー持続時間は10時間、Wi-FiとBluetoothを備え、回転するカメラを搭載。サイズは300.5×212.5×21.7ミリで重さは1.22キロだ。2イン1ではないが、ディスプレイは180度開き、フラットな状態でも使える。

 deuwin 2 フラット状態の100e

 Lenovoは100eのChrome OS搭載モデルも発売する計画。WindowsのOSが「Windows 10」なのか「Windows 10 S」なのか、Microsoftの公式ブログには明記されていないが、少なくとも189ドルモデルは「Windows 10 S」とみられる。

 100eのWindows版は米国で1月に、Chromebook版は3月に発売する。Chroebookの価格は219ドルから。

 Lenovoは他に、2イン1でペン対応の「300e」を279ドルからで発売する。こちらもChromebookモデルも出る。WindowsモデルはIntelのApollo Lakeプロセッサを搭載し、ディスプレイは11.6インチ、バッテリー持続時間は8時間、重さは1.35キロ。

 eduwin 3 「300e」はディスプレイを360度回転させてペン対応タブレットとして使える

 JPは、「Windows Hello」サポートで199ドルからの「Classmate Leap T303」とペンとタッチ対応で299ドルからの「Trigono V401」を発売する。

 eduwin 4 JPの「Classmate Leap T303」

 Microsoftは、米国教育市場ではGoogleに水を開けられている。昨年3月発表の調査では、GoogleがChrome OSとAndroidを合わせて72%を占め、Windowsは22%、iOSは5%だった。

 Microsoftはまた、教育向け「マインクラフト」と「Office 365」の新機能も発表した(別記事)。いずれもChromebookでは使えないサービスだ。

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