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楽天カードで「購入できない」など障害 データ整合性管理システムの不具合で

» 2018年03月06日 12時27分 公開
[ITmedia]

 楽天カードが発行するクレジットカード「楽天カード」で3月1日、一部のユーザーがショッピングできなくなるなどの障害が起きた。原因は、データの整合性を管理するシステムの不具合。ショッピングできない障害は4日に解消したが、カードを使った借り入れができないなど他の問題が6日正午時点でも残っており、完全復旧は7日朝になる見通しだ。

画像 楽天カードトップページで障害の復旧状況を告知している
画像 復旧スケジュール

 不具合が発生したのは3月1日午後11時50分ごろ。一部のユーザーで、カードを使ったショッピングができなくなったほか、全ユーザーで、カードを使った借り入れができなくなった。また、スマートフォンアプリ「楽天カードアプリ」も利用不能に。カード新規申し込みの審査完了までに通常より時間がかかるといった事態も起きた。

 同社によると原因は、データ整合性管理システムの不具合。口座振替による引き落としの月次処理などの際、データを受け取った後、その整合性をチェックしているが、システムの不具合によりデータに不整合が起き、利用可能額が最新でない状態になるといった問題が起きたという。

 同社は対策を進めており、ショッピング機能は4日午前3時15分から利用可能になったほか、カードの申し込み処理遅延などの問題も解消した。カードによる借り入れができない障害は6日正午時点でも続いているが、7日午前7時には完全復旧する見通しだ。

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