Windows向け画像ビューワの老舗「ViX」と、FTPサーバソフトの老舗「Tiny FTP Daemon」にそれぞれ、任意のコードを実行される恐れのある脆弱性が見つかったとして、脆弱性対策情報サイト「JVN」(Japan Vulnerability Notes)が3月13日、使用中止を検討するようユーザーに呼び掛けた。
ViXは、Windows 95以降に対応した画像ビューワ。JVNによると、画像ファイルと同じディレクトリにある特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性があり、任意のコードを実行される恐れがあるという。
Tiny FTP Daemonは、Windows98/95向けのFTPサーバソフト。バッファオーバーフローの脆弱性があり、外部から任意のコードを実行されたり、DoS攻撃を受ける可能性があるという。
それぞれ個人開発だが、JVNは両ソフトの作者と連絡が取れず、脆弱性の対応状況は不明だとしており、ユーザーに対して、使用中止を検討するよう呼び掛けている。両ソフトとも「Vector」で現在も配布されている。
またJVNは同日、個人開発の掲示板ソフト「PHP 2chBBS」、クイズ作成CGIスクリプト「QQQ SYSTEMS」、プロキシサーバ構築ソフト「WebProxy」、辞典ソフト「ArsenoL」にも脆弱性が見つかったが、それぞれ、開発者と連絡が取れないとし、使用中止を呼び掛けた。
【訂正:2018年3月14日午後3時50分:初出時、JVNを「JP Vendor Status Notes」と記載していましたが、正しくは「Japan Vulnerability Notes」でした。お詫びして訂正いたします。】
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