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「大半のプレイヤーが1試合もせずゲームから離れる致命的な状態」改善目指したが……スク・エニ「フィギュアヘッズ」2年で終了

» 2018年03月16日 13時22分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスは3月15日、対戦型オンラインゲーム「フィギュアヘッズ」(PC/PlayStation 4)のサービスを、6月30日に終了すると発表した。操作が難しく、「大半のお客様が1試合もプレイせずにゲームから離れてしまう致命的な状態」だったところ、改良を続けてきたが、根本的な改善には至らず、「長期的にサービスを続けていくことが難しい」と判断したという。

画像 「フィギュアヘッズ」公式サイトより
画像 終了の告知

 フィギュアヘッズは2016年3月11日スタートした基本プレイ無料、アイテム課金制のゲーム。ロボットを操作し、ほかのプレイヤーと戦うアクションゲームだが、自機を操作するだけでなく、「僚機」にも指示を与えて勝利を目指す戦略性が特徴で、「サービス開始当初からシューター要素と戦略要素の両方が楽しめる独自のゲーム性を軸に展開」してきたという。

 だが、「僚機操作の難しさ」「シンプルではないゲームルール」「ゲームスピードの遅さ」などの理由で、「大半のお客様が1試合もプレイせずにゲームから離れてしまう、対戦ゲームとしては非常に致命的な状態」だったという。「一度気に入ってくださった方には長く続けていただける」傾向もあったため、楽しんでもらえるプレイヤーを増やすべく、ゲームバランスやスピードを調整したり、対コンピュータ戦を追加するなど改善を進めてきた。

 その結果、「以前に比べて新しくプレイされる方に継続していただける傾向」になったものの、根本的な改善には至らず、長期的にサービスを続けていくことが難しいと判断したという。

 3月22日に有料ポイント「GOLD」の販売を停止し、6月28日正午に新規クライアントソフトダウンロードを停止。6月30日午後4時に全サービスを終了する。

 公認大会「JCG」はサービス終了まで毎月開催。一部のロボットについて、3Dプリンタで出力可能なデータを公式サイトで配布する予定だ。6月30日には都内で最後のオフラインイベントを行う。

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