「キャッシュレス派は現金派と比べて貯金上手」――ジェーシービーが3月19日、こんな調査結果を発表した。昨年1年間での平均貯蓄増加額を比べたところ、キャッシュレス派は87.6万円で、現金派32.5万円の2.7倍だったという。
調査対象1000人のうち、「最近、自分はキャッシュレス化(現金離れ)している」「やや当てはまる」と回答したキャッシュレス派が341人、そうでない現金派が401人を占めた。男女別に見ると、キャッシュレス派男性の平均貯蓄増加額は105.3万円で、現金派男性の36.1万円の約2.9倍。キャッシュレス派女性は68.0万円で、現金派女性29.5万円の約2.3倍の額だった(いずれも2017年度の1年間で増やした貯蓄額)。
現金以外の決済手段は、全体の78.7%が「クレジットカード」と回答。次に「電子マネー」(59.3%)、「プリペイドカード」(44.8%)、「キャリア決済」(20.8%)、「モバイルウォレット」(11.3%)が続く。キャッシュレス派と現金派を比べると、「クレジットカード」(96.1%と61.8%)と「電子マネー」(77.6%と42.8%)で差が出た。
金額別に支払い手段を見ると、金額が上がるにつれてキャッシュレス決済の利用率が向上。1000円では現金派が全体の61.3%を占めたが、5000円ではキャッシュレス決済が55.1%で現金決済を上回った。
お金の管理は、キャッシュレス派は54.8%が「得意」と答えたが、現金派は39.7%にとどまったという。
ネット調査サービス「ネットエイジアリサーチ」のモバイルモニター会員である、20〜69歳の男女1000人が対象。2月9日〜13日にネット調査を実施した。
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