「iPhone X獲得チャンス」 日本郵便かたる詐欺サイトの詳細、トレンドマイクロが解説
日本郵便を偽装し、「iPhone XかGalaxy S8を獲得するチャンス」などうたって個人情報やクレジットカード情報を詐取しようとする不審なサイトについて、トレンドマイクロが4月4日、解説するブログ記事を公開した。日本だけでなく世界の郵便事業社を偽装して同様な手口が展開されており、正規サイト上に表示される不正広告から不審サイトに誘導しているという。
不審なサイトが確認されたのは4月2日前後から。サイトには、「iPhone XかGalaxy S8を獲得するチャンスのために選択した10人のユーザーの一つです」などと書かれ、アンケート回答画面が表示される。回答画面では「我々の郵便サービスを使用して何年になりますか?」など4つの質問が表示されるほか、コメント欄には「今日Samsungが届きました」「本当にiPhone Xが今朝届きました」などと書かれている。
アンケート回答後には、「iPhone X」「Galaxy S8」を選ぶ画面が表示され、残り数を「3」や「0」と表示。利用者を焦らせて申し込ませようとする。
iPhone Xの下にある「今すぐゲット」ボタンを押すと、次の画面では、iPhone Xではなく、iPhone 7とAirPods、シリコンケースのセットが100~199円(場合によって価格が異なる)で購入できるかのように表示され、氏名、住所、電話番号などの個人情報の入力して注文するよう求める。最終的には「100円の支払い」の名目でクレジットカード番号と有効期限、CVV番号(セキュリティコード)を入力させる。
また、注文ページの下部は暗い色のフォントで「表示されたキャンペーン商品の抽選に参加することができます」とあり、100円で購入できるのはiPhoneセットの「抽選権」であるように読める。また「この特典は3日間のトライアルで無制限のオンラインエンターテインメントがついてきます。3日間のトライアル期間が終了すると、自動的に月額(\8900)がお客様のクレジットカードから引き落としされます」などとも書かれ、月額8900円の「無制限のオンラインエンターテイメント」に入会させられるように読める。
トレンドマイクロによると、類似の手口は数年前から繰り返されており、今回の事例も世界各国の郵便事業社を偽装するキャンペーンの一部だという。正規サイト上に表示される不正広告から誘導していることも確認しており、詐欺サイトをホストするドメインも3つ確認。これらのドメインに対し、3月26日~4月2日までの1週間で2500件以上のアクセスが日本からあったことを確認した。こういったサイトは新たなURLに移行してセキュリティベンダーからの追跡を逃れようとする手口が常套手段となっており、今後も新たなドメインへ移動していくものと推測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
肖像画をChatGPTに読み込ませて出力→加工して納品 委託先による著作権侵害で、小学館「サライ.jp」が謝罪
-
2
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
3
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
4
「POPOPO」サービス終了 開始から約半年
-
5
東京ゲームショウのグッズがメルカリに続々出品 「ビジネスデイなのに」など批判の声
-
6
生成AIで物議のレベルファイブ、東京ゲームショウ当日の様子は……現地を見てきた
-
7
ニチレイ、計5万件超の個人情報漏えいを確認 7月のサイバー攻撃で
-
8
「セーラームーンに似ている」 生成AIを使った化粧品の広告が物議 メーカーは謝罪と広告の撤去を発表
-
9
「不気味の谷を越えた」? 中国の美男美女型ロボット「U1」話題 286万円から
-
10
ドローン攻撃を受けたAWS中東データセンター、半年の復旧作業の末に「一部データは回復不能」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR