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3〜6歳、半数がスマホを日常利用 親の影響も カスペルスキー調査

» 2018年04月18日 18時08分 公開
[ITmedia]

 「3〜6歳児の半数以上が、日常的にスマートフォンやタブレットを利用している」――情報セキュリティサービスを提供するカスペルスキーと、ネット利用安全教育を実施するNPO法人e-Lunchは4月18日、こんな調査結果を発表した。また、保護者がスマホを長時間利用している場合、子供の利用時間も長時間化する傾向が見られたという。

子供 子供のスマートフォン・タブレット利用調査

 3〜6歳までの全年齢で、半数以上が「ほぼ毎日」もしくは「週に2〜4日程度」スマホやタブレットを利用していると分かった。6歳児は「ほとんど使わない」が44.1%(2014年)から27.9%(17年)に減少。小学校入学前の子供がスマホやタブレットを利用する機会は増加傾向にある。

子供 6歳児の利用傾向

 保護者の1日のスマホ・タブレットの利用時間が長くなると、子供の利用時間も増加する傾向も見られたという。保護者が1時間利用している場合、その子供が1時間以上利用する割合は20.8%だが、保護者が2時間以上利用する場合は、子供が1時間以上利用する割合は32.6%に達した。

子供 保護者の1日のスマホ・タブレットの利用時間が長くなると、子供の利用時間も増加する傾向

 また、自身のデバイスでウイルス対策をしていると答えた保護者は37.7%で、フィルタリング設定をしている人は9.9%にとどまった。「セキュリティ対策は何もしていない」人は46.7%に上る。

 カスペルスキーは、「長時間の利用はスマホ依存症や健康への悪影響が心配されるため、家庭内で利用ルールを決めることが重要」としている。

 調査対象は、0〜6歳の子供を持つ保護者1406人。17年1月18日〜12月7日にアンケート調査を実施した。

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