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名作漫画『愛と誠』紛失原画がオークションに 講談社、買わないよう「お願い」

» 2018年05月11日 09時13分 公開
[ITmedia]

 1970年代に『週刊少年マガジン』に掲載された名作漫画『愛と誠』の原画の1枚がオークションサイトに出品され、400万円で落札されていたことを受け、講談社は5月10日、「原画は紛失したか盗まれたもの」だとし、購入しないよう「お願い」する告知を出した。

画像 「まんだらけオークション」に出品され、400万円で落札された『愛と誠』原画
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 愛と誠は、梶原一騎さん原作、ながやす巧さん作画の恋愛漫画で、テレビドラマ・映画化もされた大ヒット作品。

 講談社によると、原画は現在、ながやす巧さんが自身ですべて管理しており、連載当時から一度も外部の人に譲渡したり売却したことはないという。ただ、連載当時に、少年マガジン編集部から外部に貸し出す機会があり、行方の分からなくなった原画がわずかにあるという。

 このほど、『愛と誠』の原画の1枚がオークションサイト「まんだらけオークション」に出品され、5月6日に400万円で落札された。

 講談社はこれを受け、「オークションや漫画専門店などの店頭で『愛と誠』の原画を目にされることがあれば、それは紛失もしくは盗まれたもの」だとし、それらの原画を購入しないよう、また、見つけた場合はマガジン編集部まで連絡するよう呼び掛けている。

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