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» 2018年06月02日 08時08分 公開

AIを上手に使うなら「プッシュ通知」を味方に付けろ (1/2)

最近、AIを活用して「プッシュ通知機能」を搭載した面白いサービスや機器が次々に登場している。その中からNTTドコモのAIエージェント「my daiz」とネインのスマートイヤフォン「Zeeny」を試用した。

[山本敦,ITmedia]

 スマートフォンやPCはどんどん便利になっているが、気が付けば私たちの日常はあふれる情報に振り回されていないだろうか。もはやインターネットに渦巻く膨大なデータの中から本当に必要で役に立つものを自力だけで探し出すことは難しい。これからはAI(人工知能)の力を借りる必要がありそうだ。そして最近、AIを活用した「プッシュ通知機能」を搭載した面白いサービスや機器が次々に登場している。

プッシュ通知が得意なAIエージェント「マイデイズ」

 1つはNTTドコモが5月30日に提供を始めた新しいAIエージェント「my daiz」(以下、マイデイズ)だ。モバイルアプリにユーザーのプロフィールを登録すると、AIエージェントがユーザーの検索、行動履歴に合わせて情報を見つけ出してくれる。音声入力による操作にも対応した。基本サービスは無料で使えるが、月額100円(税別)の有料版サービスを申し込むと、アプリを開かなくてもユーザーに必要な情報をマイデイズが随時プッシュ通知してくれる。

5月30日にサービスが始まったドコモのAIエージェント「マイデイズ」。最新端末の「P20 Pro」で試してみた
有料バージョンのマイデイズは毎月100円(税別)。ユーザーの行動を先読みして役立つ情報をプッシュ通知で知らせてくれるようになる

 例えばユーザーの現在地や登録されているスケジュールの時間帯、場所で“雨が降りそうなタイミング”を教えてくれる「雨ふるアラーム」や、自宅までの終電の時刻をリマインドする「終電アラーム」、スーパーの特売や地域行政のお知らせなど、生活の中で実際に役立つ情報が自ら検索しなくても自然に集まってくる感覚が新しい。ドコモの回線契約がなくてもAndroid/iOSのスマートフォンかタブレットがあればキャリアフリーのサービスとして使える。

 筆者もドコモの最新機種「P20 Pro」(Huawei製)を借りてマイデイズを少し使ってみた。ちょっと話が脇道にそれるが、初めはマイデイズのキャラクターが味気ないデザインのように思えた。

とうふのようなマイデイズ。コミカルな動きが慣れてくるとクセになる。タップするとマイデイズアプリが起動する
チャット形式でマイデイズと対話

 でも、使っていたらだんだんと愛着がわいてくる。検索するとルーペに姿を変えたり、変形する様子を見ているだけでもなんだか和む。サービス開始前の試運転のタイミングでテストしたので、音声入力に少しおぼつかないところもあったが、どことなく憎めない所があるヤツだった。

音声入力にも対応している。検索するとルーペに変形

 さて、マイデイズをタップすると開くアプリのメインメニューである「NOW」には、設定した地域の「落雷注意報」や地域行政のお知らせなどが並んでいる。このまま無料版のサービスでマイデイズと楽しく過ごすこともできそうだが、次第にマイデイズの存在が当たり前のようになると、NOWを開かなくなって情報を見逃してしまいそうだ。ここは通知機能で役立つお知らせを積極的にプッシュしてきてほしい。

 マイデイズは通知をスマホやタブレットの画面に表示してくれるだけでなく、ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートイヤフォン「Xperia Ear Duo」と連携して音声でも知らせてくれる。

ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートイヤフォン「Xperia Ear Duo」。ソニーストアの直販価格は2万9880円(税別)

 マイデイズがユーザーの行動履歴を学習していくと、どこまで賢くなっていくのか楽しみだ。有料版のサービスも始まったらぜひ試してみたいと思うが、そもそもドコモのAIエージェントが他社のAI系サービスと差をつける絶好の機会なので、マイデイズのフル機能を一定期間無料で体験できるようにすることも検討してほしい。

ユーザーの行動パターンを記憶し、行き先の天気や交通渋滞情報などを教えてくれるようになる
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