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「Surface Go」日本で8月28日発売 6万4800円から LTEモデルは年内

» 2018年07月11日 14時30分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 日本マイクロソフトは7月11日、2in1ノートPC「Surface」シリーズの新製品「Surface Go」のWi-Fiモデルを8月28日に国内で発売すると発表した。12日から予約を受け付ける。一般向けモデルの価格は6万4800円(税別、以下同)から。

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 10点マルチタッチ対応の10型ディスプレイ(1800×1200ピクセル、217dpi、アスペクト比3:2)を搭載し、シリーズ最薄最軽量で持ち運びを重視したモデル。サイズは約245(幅)×175(奥行き)×8.3(高さ)ミリ、重さ約522グラム。

 「Surface Pro」(2017年)と同様のアルカンターラ素材を採用した専用キーボード兼カバー「Surface Go Signature タイプカバー」(1万5400円)を用意する。カラーバリエーションはブラック、プラチナ、コバルトブルー、バーガンディ(赤系)。ブラックの英語キーボード「Surface Go タイプ カバー 英字配列」(1万1800円)も国内で発売する。

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 4096段階の筆圧と傾き検知に対応する現行の「Surface ペン」も使える。いずれも別売。

 これまでのSurfaceシリーズと同様にマグネシウム合金を採用した本体には、USB 3.1 Type-Cポートを1基搭載し、データ転送や映像出力、充電が可能。イヤフォンジャックやmicroSDXCカードスロットの他、ドッキングステーションや付属の充電ACアダプターを接続する「Surface Connect」ポートも備える。

 背面に備えるキックスタンドには新型のヒンジを採用し、無段階で165度まで開く。

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 生体認証機能「Windows Hello」に対応するインカメラ(有効500万画素)と、アウトカメラ(有効800万画素)を搭載。顔認証を使ったWindowsログインなどが行える。

 プロセッサには第7世代のモバイル向けCoreプロセッサ「Pentium 4415Y」(2コア/4スレッド、1.6GHz、TDP 4.5W、内蔵GPUはIntel HD Graphics 615)を採用し、ファンレス駆動とした。無線機能としてIEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1に対応。バッテリー駆動時間は約9時間(ビデオ再生)。LTEモデルは年内に発売予定という。

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 OSはWindows 10のSモードで出荷する。無償でWindows 10 Homeにアップグレードできる。個人向けモデルにはOffice Home & Business 2016をプリインストールする。

 製品ラインアップとして、「メモリ/ストレージ」別に「4GB/64GB(eMMC)」(6万4800円)、「8GB/128GB(SSD)」(8万2800円)の2モデルを用意する。

 OSにWindows 10 Proを搭載し、Office Home & Business 2016をプリインストールしない法人向けと教育機関向けのモデルも用意する。法人向けは「4GB/64GB(eMMC)」が5万2800円、「8GB/128GB(SSD)」が7万800円、教育機関向けは「4GB/64GB(eMMC)」が4万7800円、「8GB/128GB(SSD)」が6万5800円となる。

photo 米Microsoftのマット・バーローさん(Corporate Vice President)(左)と、日本マイクロソフトの平野拓也社長(右)

日本と米国の価格が大きく異なる理由は?

 米Microsoftが8日(現地時間)にSurface Goを発表すると、「4GB/64GB(eMMC)モデルが399ドル(約4万4000円)から」という価格設定に日本でも注目が集まっていた。しかし、日本の一般向けモデルの価格が6万4800円からと発表されると、「なぜ価格が大幅に上がるのか」という声がネット上で相次いだ。

 日本マイクロソフトは発表会の質疑応答で「全世界で唯一、日本の一般向けモデルにはOfficeをプリインストールした状態で提供する。さらに国内市場の状況や為替など、さまざまな要因を考慮して価格を決定した」とコメント。参加したITジャーナリスト陣からは、「Officeなしという選択肢も用意するべきだ」という声も聞こえた。

「Surface Go」主なスペック
CPU Intel Pentium Gold 4415Y
メインメモリ 4GB 8GB
ストレージ 64GB(eMMC) 128GB(SSD)
ディスプレイ 10型(1800×1200ピクセル、217dpi、アスペクト比3:2)「PixelSense Display」
ポート USB 3.1 Type-C、イヤフォンジャック、microSDXCカードスロット、Surface Connect
カメラ 有効500万画素(前面:Windows Hello対応)/有効800万画素(背面)
本体サイズ 約245(幅)×175(奥行き)×8.3(高さ)ミリ
重量 約522グラム
バッテリー駆動時間 最大約9時間(ビデオ再生)
ペンの筆圧検知 4096段階(傾き検知対応)
OS Windows 10 Home(Sモードで出荷)
一般向け想定価格(税別) 6万4800円 8万2800円

→・Surface Go、名前の由来は「ポケモンGO」? 米MSのキーマンに聞く

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