麻雀の国内プロリーグ「Mリーグ」が7月17日に発足した。ばくちのイメージが強い麻雀の社会的地位向上とプロスポーツ化を目指す国内リーグで、日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏が最高顧問に、サイバーエージェントの藤田晋社長が代表理事に就任。サイバーエージェントやテレビ朝日など7社の麻雀チームが参加し、公式戦全試合を「AbemaTV」で配信する。
6月29日に設立したMリーグ機構が運営。サイバーエージェント、テレビ朝日のほかコナミアミューズメント、セガサミーホールディングス、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、U-NEXTの7社がそれぞれ、登録選手3人から成るチームを構成して公式戦に参加する。
プロ団体に所属するプロ雀士の中から、各チームの所属選手を決める「ドラフト会議」を8月7日に「グランドプリンス高輪」(東京都港区)で実施。チームごとに各卓に座って選手を指名し、希望選手が重なった場合はチーム代表者が抽選で交渉権の獲得を争奪する。公式戦は10月にスタートする。
機構は麻雀について、「ばくちのイメージが強いことやそのルールの複雑さなどが理由で社会的地位の向上が進まなかった」と指摘した上で、最近はオンライン麻雀ゲームや麻雀対戦の動画配信などを通じた幅広いファン層の獲得が可能になってきたとし、プロリーグを通じて国内でも麻雀の競技化・健全化を図って新たなファン獲得を目指すとしている。
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