日本航空(JAL)は7月19日、スマートフォンアプリとデジタルサイネージ(電子看板)を組み合わせ、空港のアナウンス内容や保安検査場の待ち時間などをスマホで確認できるようにする実証実験を、羽田空港で20日に始めると発表した。アナウンス情報を可視化し、利用者に分かりやく伝える。空港スタッフの業務効率化も見込む。
手荷物を受け取るカウンターの受付時間などのアナウンスがスピーカーから流れると、周囲にいる利用者のスマホやデジタルサイネージに情報が届く。広範囲に音声を届けられるという「ミライスピーカー」を活用。スピーカーから届いた音声がトリガーとなり、ヤマハのスマホアプリ「おもてなしガイド」(iOS/Android、無料)の画面上に情報が多言語で表示される。
さらに、別の専用アプリ(iOS/Android、無料)を立ち上げ、デジタルサイネージを読み取ると、保安検査場の待ち時間などの情報を確認できる。特定のパターンで点滅させたデジタルサイネージのLED光源を、スマホカメラで撮影するとデータを受信できるパナソニックの技術「LinkRay」を活用した。
実験にはパナソニックシステムソリューションズジャパンとヤマハが協力。羽田空港国内線第1旅客ターミナル南ウイングで、8月17日まで実施する。
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