カドカワ川上社長、東京五輪の文化事業統括プロデューサーを辞任 ニコ超スタッフ使えず「無理だと思った」
カドカワの川上量生社長は7月19日、東京都が2020年東京五輪・パラリンピック前後に行う文化事業「Tokyo Tokyo FESTIVAL」(TTF)の統括プロデューサーを6月27日に辞任したことを明かし、ブログで経緯を説明した。就任当初に見込んでいた「ニコニコ超会議」スタッフの活用が難しくなったことなどが理由という。
ブログによると、川上氏はTTF統括プロデューサー就任にあたり、都に「ドワンゴ社員を中心としたニコニコ超会議のスタッフの活用」を求めていた。都は「東京都から発注するのはあくまで公募で選定した代理店にしたい」としつつ、「代理店からドワンゴに発注する形なら問題は発生しないだろう」と説明していたという。だが3月14日の都議会で自民党都議から発注関係を疑問視する質問があり、計画が見直されることになったという。
その後都から、川上氏と関係のある企業のスタッフを一切使わずプロデューサー業務を行うよう要請を受け、川上氏は「無理だと思」って辞任を申し出たという。一度は思い直し、計画を大幅に縮小して公募スタッフと実行することにしたものの、都の決定に時間がかかるなど、残った企画も実行できないと判断し、あらためて辞任を申し出たとしている。
川上氏はブログで「私1人がプロデューサーになったところで、使えるスタッフがいなければ、なんの役にも立たない」「(スタッフの活用という条件は)私の会社が利益を得るための要求ではない」「(一度目の辞任を申し出るまでに)進行していた施策は、ほぼ全て弊社には一銭の得にもならないものであった」と、利益目的ではない点を強調している。
川上氏は、辞任についてこれまで発表がなかったのは「東京都の職員に迷惑が掛かることを恐れ」、同氏から都に申し出たからとしている。
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