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LINE Pay、ポイント還元率など定める「マイカラー」改善 相対評価から絶対評価に

» 2018年07月23日 20時25分 公開
[ITmedia]

 LINE子会社のLINE Payは7月23日、決済サービス「LINE Pay」で、ユーザーのランクやポイント還元率を決めるインセンティブプログラム「マイカラー」制度を8月1日にアップデートすると発表した。ユーザーを4段階にランク付けする「カラーバッジ」の判定基準を、従来の相対評価から、決済金額などをもとにした絶対評価に切り替える他、一部バッジのポイント還元率や、ポイントを付与する決済金額を引き上げるという。

photo 「マイカラー」変更点一覧
photo 変更にあたっての注意事項

 最上位の「グリーン」バッジは月ごとの決済金額が10万円以上で、月5人以上のユーザーへ送金しているユーザーが保有できる。ブルーは5万円以上10万円未満で月3人以上へ送金、レッドは1万円以上4万円未満で月1人以上に送金——と複数の条件を全て満たす必要があるが、利用登録したユーザーであれば、決済金額が0円でも最低ランクのホワイトのバッジを保有できるようになる。バッジの判定期間は前月末までの1カ月分の実績を集計する形に変更し、当月1日の午前0時に更新するとしている(従来は前月20日までの1カ月)。

 各バッジのポイント還元率は、グリーン(2%、100円につき2ポイント)とブルー(1%)は据え置き、レッドは0.5%から0.8%に、ホワイトは0%から0.5%に変更する。ポイントを付与する決済金額の上限も、従来の月10万円から月100万円に引き上げる。また、ランクの判定やポイント付与には、LINE Payに連携したクレジットカードの決済も含まれるようになる。

 アップデートは8月1日午前10時に自動で適用される見込み。同日から2019年7月末までの1年間は、ポイント付与の上限金額(100万円)内であれば、コード支払いの際にLINEポイント還元率に3%を上乗せして付与するキャンペーンも実施する。

 現行のマイカラー制度は6月1日からユーザーに適用されていたが、ランク付けがユーザー全体との相対評価で決まるなど、ユーザーからは困惑の声が上がっていた。

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