ITりてらしぃのすゝめ
「ネットマナー守って」の難しさ 今のSNSが生きづらいワケ(1/3 ページ)
先日、Twitterに関連するサービスが炎上していました。簡単にこの件を述べると、Twitterに投稿されたイラストを機械的に収集し、それらをまとめてWebサイトを構築するというサービスに対し、“絵師”と呼ばれるイラスト制作者たちが反発したという問題です。
機械的に収集されたイラストの表示方法は、Twitterの規約的には問題はありません。しかし、「規約上他のサイトにAPI経由で表示される」ということを了承してサービスを利用している方が、ルール上正しく利用しているWebサービスを“マナー違反”だと糾弾して火がついていきました。詳しくはねとらぼの記事をどうぞ。
法律とルールも難しい線引きですが、ルールとマナーの線引きはもっと込み入った問題になりがちです。ネットでは古くから「ネチケット」と呼ばれる、ローカルルールのようなものがありました。
特にTwitterは利用者が増えて裾野が広がった結果、多くのコミュニティーがローカルルールを作りつつ、全てがフラットにつながっていることがあつれきを生んでいるようです。Twitterを眺めていると、よくこういう事象は見られますね。
上記ねとらぼの記事を書いた記者もその点をよく理解しており、サービス開発者側の見え方とイラスト制作者のお気持ちの両方に寄り添った内容でまとめています。
SNSでローカルルールは通用しない
恐らく、投稿者(イラスト制作者)からすると「見るならマナーを守って見ろ」という思いがあったのでしょう。しかし、その“マナー”とは、見る人の数だけ存在するごくごく狭い範囲でのもの。投稿者は同好の士にだけ見てもらえればいいと思いつつも、世界に向けて発信しているわけですから、すれ違うのは当然です。
「見てもらいたいけど見せたくない」や「見てもらいたい人だけに見てもらいたい」というのは気持ちとしては分かるものの、今のSNSにおいては現実的ではありません。
特にイラスト周りは権利的な問題もあり、同好の士には見てもらいたいけれど、そうじゃない人からは隠れたいという思いが非常に強いコミュニティーだと思います。
そもそもTwitterのようなオープンなSNSとは相性が悪いとはいえ、インターネットを始める方にとっては、Twitterは最初のインターネットサービスである場合も多く、どこかでこういった衝突を経験することになるのかもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ITりてらしぃのすゝめ
「身近な話題を例にITリテラシーを高めていこう」がコンセプト。さらっと読めて人に話せる、すぐに身につく。分かりやすさ重視で解説。小ネタも扱います。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
2
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
3
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
4
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
5
Duolingoの新アイコンが「気持ち悪い」 世界のユーザーから「元に戻して」の声
-
6
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
7
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
8
くら寿司、「ちいかわ」グッズ不正で「警察と相談、厳正に対処」 メルカリと連携も
-
9
くら寿司、10%割引の“適用漏れ”を謝罪 レシート持参で返金へ ちいかわコラボのお詫び施策
-
10
Suica、3つの新キャラ候補を発表 ネット投票で決定へ ペンギンは27年3月末で卒業
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR