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» 2018年08月17日 09時00分 公開

シリコンバレー式「時短育児術」:“デジタル親孝行”のススメ 離れて暮らす両親へスマホで手軽にできること (1/3)

子育てに関する負担をITで解消する「Baby Tech」。シリコンバレー在住の女性筆者が、“母目線”でぐっときたテクノロジーを紹介する連載をお届け。今回はスマホやタブレットを活用した“デジタル親孝行”について。

[近藤奈都美,ITmedia]

 皆さんは日々の親孝行、どうしていますか。私は息子が産まれるまで、父の日や母の日、誕生日や両親の結婚記念日などの特別な日に連絡をしてささやかな贈り物をするという具合でしたが、自分が親になって「親孝行の神髄は日常的なコミュニケーションである」と考えるようになりました。

 しかし、今はアメリカに住んでいるので実家や義実家の両親となかなか顔を合わせる機会がありません。それでもできるだけ孫の成長を身近に感じてもらうことができれば——と考え、日々の親孝行をデジタルサービスでスマートに実現しました。私が実践しているものから、周りの友人に聞いたアイデアまでいくつかご紹介したいと思います。

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連載:シリコンバレー式「時短育児術」

子育てに関する負担をITで解消する「Baby Tech」。シリコンバレー在住の女性筆者が、“母目線”でぐっときたテクノロジーを紹介していく。

著者プロフィール

近藤奈都美(こんどう・なつみ)

日本でIT専門商社に勤務した後、結婚を機に渡米。現在はシリコンバレーで一児の母として主婦業を行う一方、テクノロジーを使って効率的な子育てを目指す“母目線”の情報メディア「Babyful.jp」を運営するなど、「時短育児」を軸に情報発信している。

(本記事は、「Babyful.jp」に掲載された記事を一部加筆・編集して掲載しています)

重要なのはインフラ作り

 デジタル親孝行に必要なのはまずインフラ作りです。私の場合は息子が生まれる前に、両家の両親へタブレットをプレゼントしました。操作が分からない場合にも対応できるよう、私たち夫婦が使っていたのと同じiPadを、Apple IDやGoogleアカウントの取得、使いたいアプリのインストールなど一通りの設定を済ませてから渡しています。

photo iPadの利用イメージ

 どちらの家にもPCはあったものの、タブレットの方が起動が速く操作も手軽でよいと考えたのですが、これが大正解。タブレットで操作に慣れたおかげか、息子が生まれた後は「孫とよりタイムリーに連絡を取りたい」という理由で、全員がガラケーからスマホへ乗り換えていました。恐るべし、孫の威力!

 また、iPad同士なら「FaceTime」でビデオ通話ができるのもポイントです。遠方にいる家族との通話には「LINE」などのメッセージアプリも便利ですが、Appleユーザー同士なら一番音声や動画が安定して使えるFaceTimeがおすすめです。

 今は週に数日、息子の様子を見せるためにビデオ通話をしていますが、大きな画面に映し出される孫の姿に両親たちは目尻を下げているようで、間違えてスマホで応答してしまった場合には、わざわざiPadから掛け直してくるほどです。

 一方普段のテキストメッセージでのやりとりには「LINE」を使用。家族でLINEのグループを作成し、時差はあまり気にせず気軽にメッセージを送り合っています。

たくさんの写真はクラウドサービスで共有

 写真の共有には「Google フォト」を利用しています。iPadを渡すときにあらかじめフォルダの共有設定をしておいたので、親たちは日々アプリを立ち上げるだけで毎日孫の写真を見られる手軽さにとても喜んでくれています。

 Google フォトの設定は「高画質(容量制限なし、無料)」がおすすめ。どれだけ写真や動画をアップロードしてもお金がかかりません。母たちから「写真もいいけど、ビデオがいい!」「最近アップがないけど、そろそろアップしてねー」などとリクエストが飛んでくるので、容量制限なしで動画をアップできるのはとても魅力的です。

photo 「設定」から「バックアップと同期」を選ぶと、アップロードサイズから「高画質(容量制限なし、無料)」を設定できる

 写真の共有には「Dropbox」も利用できます。実際に親子で使っている人もいるようですが、Dropboxには無料で利用できるのは2GBまでという容量制限があるため、無料で使いたい場合は古い画像を削除していく必要があります。

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