CEDEC 2018
ソシャゲのチートにも「海賊版サイト」 知識なくても使える不正アプリ横行(1/3 ページ)
スマートフォンのソーシャルゲームにおけるユーザーの不正行為(チート)にゲーム会社が頭を抱えている。チートは、ゲームを有利に進めるためにコンピュータに本来とは異なる動作をさせる行為で、ゲーム内キャラクターの攻撃力などのステータスを変更し、難易度が高いダンジョンを簡単にクリアできるようにする、ゲームのソースコードを読み込んで未公開のゲームシナリオや画像を抜き取る――などがある。
「最近はチートのトレンドが変わってきた」と話すのは、大日本印刷のグループ会社DNPハイパーテックでAndroid向けセキュリティソフト開発などを行う高藤寿人さん。8月24日にゲーム開発者イベント「CEDEC 2018」で行った講演で、昨今のチート傾向やその対策を説明した。
チートのリスクと脅威
チートの代表例は先に示した通りだが、他にも最近人気の位置情報を使ったゲームではGPS情報の改ざんが問題視されたりと、各タイトルによってクリティカルな問題は異なる。
高藤さんは「自社のゲームにとって何が脅威であるかを正確に把握することが大事」と話す。
各社はチート対策に多大な時間的・金銭的コストを払っている。チートで有料アイテムを不正入手されると課金の機会を失うことになり、ゲーム内パラメータを改変されるとゲームバランスの崩壊を招く。それぞれ収益の低下やユーザー離れにつながる深刻な問題だ。
高藤さんによると、最近はSNSやアプリストア内のレビューで炎上することで自社タイトルのイメージが低下してしまうことや、チート対策で開発・運用コストが増加することに悩む企業が増えているという。
不正アプリを売る「海賊版サイト」
かつては、チートをするには専門知識が必要で、Android端末ならroot化、iOS端末ならJailbreak(App Storeで流通していないアプリを動作させるための不正操作)などをし、専用の改造ツールを使う必要があった。しかし、今は改造済みの不正アプリを「海賊版サイト」などで入手することで、端末の改造や専用ツールも不要になった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
OpenAI、数学者の独立諮問グループと連携 内部モデルは「100件超の未解決問題を解決」
-
2
Google、「Googlebook」の予約受付開始 899ドル(約14万円)から
-
3
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
4
OpenAI、フロンティアAIの国際標準づくりを米国主導で進めるよう提言 「RSIはまだ起きていない」
-
5
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
6
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
7
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
8
今度は“ディスプレイなし”のAIグラス、「Rokid Ai Glasses Style」を試す
-
9
Amazon、MetaのAIエージェント「Muse」による代理購入をブロック Shopifyは全店舗で対応へ
-
10
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR