「毎月30万円分のビットコイン稼げる」 架空の体験談でアプリ販売 消費者庁が注意喚起
仮想通貨のマイニングを行う事業者に投資すると、毎月最低30万円分のビットコインを受け取り続けられる――そんな架空の体験談を掲載し、アプリを販売していた事業者に関する相談が昨年11月から相次いでいると、消費者庁が8月28日に注意喚起した。
消費者庁によれば、リード(東京都新宿区)という事業者は、ネット上の広告に「仮想通貨で稼げる」などと掲載。誘導先のサイトに「今では300名以上のメンバー全員が毎月30万円以上のビットコインを受け取っている」といった体験談を載せ、マイニング事業者への投資サービスを利用できるというアプリ「オートビットチャージ」(10~20万円)の購入を促していた。
アプリの販売サイトでは「92歳のご高齢の方でも簡単に開設ができました」「あなたのビットコインが増え続けることを100%保証します」「オートビットチャージの開発費には15億円がかかっています」などとうたっていた。
しかし同庁がリードの代表者に事情聴取したところ、体験談は架空のもので、アプリを開発したとされる藤田真一という人物も実在しないことが分かった。このマイニングサービスへの投資は、アプリを購入しなくても利用できたという。
リードの代表者は、廃業することを消費者庁に伝えてWebサイトの大半を閉鎖したが、8月27日現在、同社の解散・清算の手続きはされていないという。消費者庁は、リード以外にも、別の事業者が手口をまねる可能性が高いとして注意を促している。
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