往年のゲーム機「プレイステーション」をミニサイズで復刻した「プレイステーション クラシック」を、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が12月3日に日本、米国、欧州で発売する。約半分のサイズに縮小した本体には、「鉄拳3」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」など20タイトルを収録する。9980円(税別)。
「東京ゲームショウ2018」(千葉・幕張メッセ、9月20〜21日はビジネスデイ、一般公開日は22〜23日)で世界初披露された実機を、記者がいち早く見てきた。
本体の外見やボタン配置はそのまま、手のひらサイズに収めた。コントローラーは「あえて有線のまま」(同社広報部)だが、本体への差込口はUSBに変更。1994年発売当時のコントローラーではなく、手になじむようにグリップを長くしたタイプ(95年以降に登場)を採用したという。
収録タイトルは、「鉄拳3」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」「R4 RIDGE RACER TYPE 4」「JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻」「ワイルドアームズ」など20作品。この5タイトルは、いずれの発売地域(日本・米国・欧州)でも共通だが、残る15タイトルは「それぞれの地域に応じて異なる予定」(広報部)。ダウンロード機能は設けず、20タイトルは固定。
任天堂の「ファミリーコンピュータ」「スーパーファミコン」、セガの「メガドライブ」(19年に発売予定)と、各社が往年のゲーム機を小型化して復刻している。ネット上では、プレイステーションもそうした“復刻ブーム”に追従したのではないかとの見方もあるが、SIEの広報部は「前々から計画していた」と説明する。
12月3日に発売するプレイステーション クラシックは、初代発売(94年12月3日)から25周年の「記念的なもの」という。「初代プレイステーションは発売されていないが、後継機が発売された地域もある。そうした地域でも販売を予定している」(同社広報部)
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