ヤフーと福岡ソフトバンクホークス(以下、ホークス)は9月26日、「Yahoo!チケット」でパ・リーグ公式戦のチケットの販売に新サービスを追加すると発表した。利用者は各座席からの眺めをあらかじめ3DCGで確認してからチケットを購入できるようになる。対象試合はレギュラーシーズンでホークスが2位だった場合は10月13〜15日に行われる3試合、優勝した場合は10月17〜22日の6試合。
アメリカの大手チケット販売会社であるAXS GROUPの「360度3Dマップビュー」という技術を活用して実現した。利用者はチケットを購入する前に座席からの眺めや、ドリンクカップホルダーの有無などを確認できようになり、確認中の画面でチケットの購入も行えるという。
チケットの価格設定も変更する。これまでは座席のブロックごとに価格を設定し、人工知能(AI)を使った需要予測で1日1回変更していたが、今後は座席単位で価格を設定し、1日に複数回価格を変更するという。価格変動で販売するチケットの枚数も1試合100枚から1323枚に拡大する。
AXS GROUPとは、ヤフーとエイベックス・エンタテインメントが共同設立したパスレボが日本国内における独占的なパートナーシップを締結。今後もパスレボを通じて同社が持つチケット販売システムをYahoo!チケットに導入する計画だ。
すでに来場者の行動履歴をリアルタイムで把握できる「電子チップ搭載型リストバンド」の導入も決定しており、スムーズなイベント運営のために活用する他、リストバンドに決済機能を搭載して会場内での飲食物やグッズの購入へ利用することも検討している。
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