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» 2018年10月16日 12時16分 公開

CEATEC 2018:“日本のIoT市場を加速” ソフトバンクC&S、家電製品のIoT化サービス「Tuya Smart」を国内展開

ソフトバンク コマース&サービスが、家電製品のIoT化を支援する「Tuya Smart」の国内展開を始めた。

[村上万純,ITmedia]

 IT製品やサービスの流通、提供を行うソフトバンク コマース&サービスは10月16日、中国Tuya Globalとパートナー契約を結んだと発表し、家電製品をIoT化するサービス「Tuya Smart」の国内提供を始めた。IoT製品の販売などを行うソフトバンクグループの「+Style」ブランドから、Tuya Smartを活用したオリジナルのスマート家電製品も発売する。

ソフトバンク 左から、Tuya GlobalのMengda Zhaoバイスプレジデント(ストラテジー&インベストメント)、ソフトバンク コマース&サービス 上席執行役員の瀧進太郎さん(コンシューマ事業本部長 兼 IoT事業推進本部長)、プラススタイルの近藤正充社長

 Tuya Smartは、家電製品のIoT化を支援する、メーカーや工場向けサービス。Wi-FiやBluetoothといった通信モジュールの販売から、クラウド環境の構築、スマートフォンアプリの開発までをワンストップで提供し、製品をIoT化するのに必要な開発期間やコストを削減するという。製品とスマートスピーカーを連携させることも可能。

ソフトバンク Tuya Smartの概要

 Tuya Smartを活用した製品は世界200以上の国と地域で2万点以上が出荷され、2017年度の出荷実績は2000万台を超えるという。Tuya Globalはこれまで欧米を中心にTuya Smartを展開してきたが、新たに日本市場を開拓するためソフトバンク コマース&サービスと手を組んだ。

ソフトバンク Tuya Smartの現状

 ソフトバンク コマース&サービス 上席執行役員の瀧進太郎さん(コンシューマ事業本部長 兼 IoT事業推進本部長)は、「世界に比べ、日本のIoT市場は立ち上がりが遅い。ユーザーはIoT製品の便利さが分かりづらく、メーカーは売れるか分からないため製品を作りづらい。流通事業者として、双方の課題を解決するため、今回のパートナー契約を結んだ」と説明する。

ソフトバンク Tuya Smartで実現できること

 ソフトバンク コマース&サービスは、製品やアプリの日本語対応をサポートする他、メーカーに合わせたアプリのカスタマイズなどを行う。「日本のユーザーが使いやすいように製品やアプリをチューニングするのがわれわれの役割。世界に2万点以上ある製品を1つのアプリで一元管理できるのが特徴だ」(瀧さん)

 サービス提供先として、家電メーカー、製造工場だけでなく、家電・ライフスタイルショップや住宅設備・インテリア企業など、IoT市場に関連のある企業の需要なども見込む。専門的な技術のない企業でも製品のIoT化を実現できるのが強みとしている。

 「これからはあらゆるものがIoT化する時代。ビッグデータが安全な形でクラウドに収集され、そのデータをAI(人工知能)が解析する、という流れになる。今後はクライアントと協力しながら、ビッグデータを活用した製品やサービス開発をしていきたい」(瀧さん)

「+Style」はスマート家電に注力

 また、IoT製品を販売してきた「+Style」ブランドのオリジナル製品として、Tuya Smartを活用したスマート家電の新製品を発売する。第1弾のラインアップは、「スマートロボット掃除機」(1万8800円/税別、以下同)、「スマートアロマミストポッド」(4500円)、「スマート加湿器」(5980円)。これらも1つの総合アプリで管理でき、スマートスピーカーの音声操作に対応する。

ソフトバンク 「+Style」オリジナルブランドでスマート家電の新製品

 ソフトバンクグループのプラススタイル近藤正充社長は、「年度末までに15種以上の製品をそろえる予定。これまでIoT製品はリテラシーが高い人向けというイメージだったが、普段使っている家電をIoT化することで一般ユーザーにも使ってほしい」と展望を語った。

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