銃撃事件の容疑者の投稿を許していたとして非難され、さまざまなインフラ企業から締め出されていた米SNSのGabが復活した。
Gabは、ドメイン管理業者の米GoDaddyにサービス提供を停止されて10月29日に閉鎖したが、別のドメイン管理業者、米Epikが11月3日に受け入れを発表し、再開が可能になった。ロゴが従来のカエルの顔から平和の象徴であるオリーブの枝を加えた鳩の絵に変わった。
Epikのロバート・モンスターCEO兼会長は発表文で、「インフラ企業によるGabの締め出しについて自分で調査し、Gabのアンドリュー・トルバCEOにも直接会った。(中略)私はアンドリューが責任あるSNSの幹事として成長していくと確信した」とし、「Gabが正しい道を進み、この自由を万人のための啓発に使うことを希望する」と語った。
Gabには一般的なSNSと同様に、ペットや食べ物、政治など様々なテーマについて語り合うグループがある。Politicsグループには、アレックス・ジョーンズ氏の極右サイトInfowarsの移民受け入れ反対記事へのリンクや、ジョーンズ氏自身による投稿、反ユダヤ的な発言が目立つ。
ジョーンズ氏もFacebookやTwitter、YouTubeなどから締め出されている。
なお、Gabのグッズ販売コーナーはまだ復活していない。米PayPalや米Stripeなどのオンライン決済サービスがサービスを打ち切ったためだ。
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