ニコンの「Z 7」は良さそうだけど、高いよなあと思っていたみなさま、お待たせしました、って感じ。弟分の「Z 6」の登場である。
各社からフルサイズミラーレス一眼登場! ってな感じの記事をみると、ニコンのZ 7が「EOS R」や「α7 III」に比べて割高に見えちゃってたけどそれはZ 6の発売前だったからで、こっちが先に出ていたら印象ももうちょっと違ってたろうに、と思わないでもない。
Z 7とZ 6は兄弟機であり、違いはほぼ「画素数だけ」といっても過言ではないのだ。
それで価格はZ 7が40万円コース(α7 RIIIと同等クラス)、Z 6は20万円コース(EOS Rやα7 IIIと同等クラス)と大きく違う。
Z 7より画素数が少ないのは一見デメリットにも見えるが、大きなメリットもある。
その辺を気にしつつ、触ってみたい。
まあ見た目はZ 7と同じ。中身も基本的には同じ。
これは素晴らしい。デジタル一眼は「ファインダー」(EVF)や「背面モニター」のクオリティにコストがかかるわけで、一眼レフでもミラーレス一眼でも、総じて上位機の方が大きくて見やすくレスポンスもいいのだが、Z 6は上位機Z 7と同じEVF、つまりこのクラスとしては最高のファインダーといっていいのだ。大きくて明るいのみならず非常にナチュラルで見やすくレスポンスもいい。
しかもボディは薄く保ちながらグリップはしっかりしていて持ちやすい。
背面モニターは3.2型でチルト式でタッチパネル搭載。タッチパッドAFはできないが、AF用のサブセレクターを持っており、使い勝手は悪くない。
マウントは内径が55mmと非常に大きくフランジバックが16mmと非常に浅いZマウント。
この中にはいっているセンサーは光学式手ブレ補正式。センサーがシフトして手ブレを補正してくれる。これはメリットだ。
では肝心の撮像素子の話。
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