イメージセンサー周りとそれに伴うスペックの変化以外はZ 7と同等なのでZ 7のレビューを見てもらえるとありがたいが、それだと手抜き過ぎるのでさらっと。
基本操作は「D750」や「D850」などの同社の一眼レフを踏襲。
ボタンやレバー類は減っているが、一眼レフと同様、シャッターボタンの手前にISO感度と露出補正ボタンがあり、さらにマウント脇の2つのFnボタン(Fn2を押すときはちょっと窮屈だが)と前後の電子ダイヤルを組み合わせればたいていの操作はさっとできる。
「ボタンを押しながらダイヤルを回す」のが基本だが、設定を変えれば「ボタンをいったん押してそのモードにしてからダイヤルを回す」という手法も使える。
キーカスタマイズの内容は豊富だ。
この辺はZ 7と同じ。USB充電対応や、SnapBridgeによる自動転送も対応している。
メディアもXQDカードだ。
さて最後にもう1つZ 7と違うところを。
スペック表を見ると、バッテリーの持ちが、Z 7が約330コマ(ファインダー使用時)なのに対し、Z 6は約310コマ(ファインダー使用時)と同じバッテリーを使っているのだが、持ちがちょっと悪い。
ただ、このくらいなら誤差かなと。撮影後の画像確認をあまりしなければ公称よりずっとたくさん撮れるし、SnapBridgeで「電源オフ時も電波出力を継続する」設定にすると、減りはすごく早くなる(当然だけど)。
その辺は運用次第ということか。
というわけで、風景や大きく伸ばす写真など高画素の写真が必要ならZ 7だが、多くの人は上位モデルと同じボディ、ファインダー、操作系を持ちながら、画素数は少ないけど高感度に強くて価格もぐっと安いZ 6は魅力的だ。
あとはレンズラインアップの拡充だろう。ニコンの一眼レフユーザーにはものすごく魅力的なZ 6だが、今からデジタル一眼を始めようという人から見ると、標準ズームが24-70mm F4というのはちょっと弱い。そこが気になるくらいか。
個人的にはZ 7よりこっちの方が好きかも。
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